vCenter Server サイト間の vSphere DR および移行については、ターゲット サイトでワークロードをリカバリするときに適用される場所、コンピューティング リソース、およびネットワークを指定します。

vCenter Server サイト間でレプリケートする場合、ターゲット サイトでワークロードをリカバリする前に、リカバリされたワークロードを配置するためのターゲットの場所とコンピューティング リソース、およびリカバリ後に接続する各ネットワーク アダプタのネットワークを再構成できます。

注： この手順は、 VMware Cloud Director なしで、 vCenter Server サイト間のレプリケーションにのみ適用されます。

VMware Cloud Director によってバッキングされているクラウド サイトとの間のレプリケーションについては、「Cloud Director サイトを使用したレプリケーション」の章にある「リカバリ設定とゲストのカスタマイズの構成」を参照してください。

前提条件

  • VMware Cloud Director Availability 4.6 以降がソース サイトとターゲット サイトの両方にデプロイされていることを確認します。
  • テナントまたはプロバイダとして VMware Cloud Director Availability にアクセスできることを確認します。詳細については、VMware Cloud Director Availability へのアクセスを参照してください。

手順

  1. 左側のペインで、[受信レプリケーション] または [送信レプリケーション] をクリックして、レプリケーションの方向を選択します。
  2. 1 つ以上のレプリケーションを選択します。
  3. [すべてのアクション] > [リカバリ設定] をクリックします。
  4. [リカバリ設定] ウィザードを完了します。
    1. [仮想マシン フォルダ] 画面で、リカバリされた仮想マシンの場所を選択し、[次へ] をクリックします。
    2. [コンピューティング リソース] 画面で、リカバリされた仮想マシンのターゲット コンピューティング リソースを選択し、[次へ] をクリックします。
      コンピューティング リソース設定は、レプリカ データストアの配置によってフィルタリングされます。
    3. [ネットワーク マッピング] 画面で、各仮想マシンのリカバリ中に適用するネットワークを選択し、必要に応じて、各ネットワーク アダプタの各ネットワークを選択し、[ネットワーク アダプタ設定ごとにカスタマイズする] トグルを有効にして [次へ] をクリックします。

      特定のソース ネットワークを使用するすべてのネットワーク アダプタは、選択したターゲット ネットワークに設定されます。

      使用するターゲット ネットワークはネットワーク アダプタごとに選択できます。選択したターゲット ネットワークがないネットワーク アダプタの場合は、一般的なマッピングが使用されます。

      移行とフェイルオーバーを実行するとき、およびテスト フェイルオーバーの際は、別のターゲット ネットワークを適用対象として選択できます。
      • 移行およびフェイルオーバーの実行時に適用するリカバリ ネットワーク設定を構成するには、[移行/フェイルオーバー] をクリックします。
      • テスト フェイルオーバーの実行時に適用するリカバリ ネットワーク設定を構成するには、[テスト] をクリックします。必要に応じて、設定をコピーするボタンをクリックして、[移行/フェイルオーバー] から設定をコピーすることもできます。
    4. [ネットワーク アダプタ] 画面（前の画面で [ネットワーク アダプタ設定ごとにカスタマイズする] を有効にした場合に表示される）で、各ネットワーク アダプタについて、フェイルオーバー ネットワークとテスト ネットワークを選択し、[次へ] をクリックします。
    5. [設定内容の確認] 画面で、続行する前に選択した設定を確認し、[完了] をクリックします。
    レプリケーション リストの [リカバリ設定] タブには、移行、フェイルオーバー、またはテスト フェイルオーバーを実行するときに適用される構成済みのリカバリ設定が表示されます。

結果

選択したレプリケーションのリカバリ設定を構成しました。場所、コンピューティング リソース、またはネットワークを更新するには、移行、フェイルオーバー、またはテスト フェイルオーバーを実行する前に、いつでもリカバリ設定を再構成できます。

次のタスク

選択したレプリケーションの移行、フェイルオーバー、またはテスト フェイルオーバーを実行する際、[レプリケーション] 画面で、これらの新たに構成したリカバリ設定を使用するには [可能な場合は事前設定されたリカバリ設定を使用する] トグルを有効のままにします。詳細については、レプリケーションの移行、フェイルオーバー、フェイルオーバー テスト、およびリバースを参照してください。