VMware Cloud Director Availability vSphere Client Plug-In を使用すると、オンプレミスからクラウドへのレプリケーション、およびクラウドからオンプレミスへのレプリケーションを作成および管理できます。また、オンプレミス アプライアンスのシステム監視、構成、およびメンテナンスを実行することもできます。

VMware Cloud Director Availability vSphere Client Plug-In は、VMware Cloud Director Availability Appliance の初期構成中に vCenter Server に登録されます。VMware Cloud Director Availability 4.5 以降では、vCenter Server Lookup service を使用して構成すると、オンプレミス アプライアンスによって VrOnpremUsers グループが vSphere に作成されます。このグループのメンバーシップは、VMware Cloud Director Availability vSphere Client Plug-In へのアクセス権を付与します。

VMware Cloud Director Availability vSphere Client Plug-In にアクセスして、受信および送信レプリケーションを監視および操作し、アプライアンス管理タスクを実行します。

前提条件

  • vSphere で、ユーザー プロファイルが [ADMINISTRATORS] グループのメンバーであること、または VMware Cloud Director Availability 4.5 以降の場合は VrOnpremUsers グループのメンバーであることを確認し、vSphere ワークロードを表示および操作するための十分な権限がユーザーにあることを確認します。必要なユーザー ロール権限の詳細については、『Security Guide』の「ユーザー ロールの権限とセッション」を参照してください。
  • vCenter Server のバージョンが 6.5 Update 3 以降であることを確認します。vCenter Server 6.5 Update 2 以前の場合は、VMware Cloud Director Availability Tenant Portal へのアクセスを参照してください。

手順

  1. vSphere Client にログインします。
  2. VMware Cloud Director Availability vSphere Client Plug-Inにアクセスするには、上部のヘッダーで [メニュー] > [クラウド プロバイダの DR および移行] の順にクリックします。
  3. 左側のペインで、次の VMware Cloud Director Availability のページをクリックします。
    オプション 説明
    ダッシュボード 受信および送信レプリケーションのステータス、最近のタスク、およびトラフィック データとディスク使用量のチャートを確認します。
    送信レプリケーション オンプレミス サイトからクラウド サイトにレプリケートされたワークロードを操作します。レプリケーション タイプ(保護または移行、RPO、宛先データセンター)を確認します。レプリケーション状態、リカバリ状態、レプリケーションの健全性、および最後の変更のタイムスタンプを確認します。
    受信レプリケーション クラウド サイトからオンプレミス サイトにレプリケートされたワークロードを操作します。レプリケーション タイプ(保護または移行、RPO、送信元データセンター)を確認します。レプリケーション状態、リカバリ状態、レプリケーションの健全性、および最後の変更のタイムスタンプを確認します。
    レプリケーション タスク レプリケーション タスク名、ターゲット ワークロード、開始時刻、終了時刻、または進行状況を確認します。オンプレミス サイトで実行中、成功、または失敗ステータスでタスクをフィルタリングします。
    緊急リカバリ 他のまたは以前の Replicator Service インスタンスで残ったワークロードをリカバリまたは削除します。
    ソース レプリケーション ソース レプリケーション(仮想マシン ID、vCenter Server ID、Replicator Service ID、ワークロードがリカバリされたかどうかでリストされる)を確認します。
    設定 オンプレミス アプライアンスの設定、クラウド サイトのペアリング、ワークロード配置、vCenter Server Lookup service アドレス、その他を確認して変更します。オンプレミス アプライアンスの設定(root パスワード、ネットワーク、証明書、時刻、ログ レベル、SSH アクセス)を変更します。バージョンを確認し、アップグレードを確認して、アップグレードのリポジトリを変更します。
    L2 ストレッチ NSX Autonomous Edge の登録または変更、L2 ネットワーク設定の変更、アップリンク ポートの構成、L2 VPN セッションの変更などを行います。
    システムの健全性 すべての内部サービスと外部サービスの動作ステータスを確認し、アプライアンスまたはそのサービスを再起動します。
    システム タスク システム タスク名、宛先、開始時刻、終了時刻、または進行状況を確認します。オンプレミス サイトで実行中、成功、または失敗ステータスでタスクをフィルタリングします。
    サポート バンドル 新しいサポート バンドルの生成、ダウンロード、削除を行います。
    バックアップ アーカイブ バックアップをスケジュール設定するか、手動で生成します。以前に作成したバックアップ ファイルからリストアします。
    バージョン情報 VMware Cloud Director Availability のバージョンを確認する、または [更新の確認] をクリックします。