オンプレミスからクラウドへのレプリケーションの場合、vApp または仮想マシンのターゲット ネットワーク設定を指定できます。移行、フェイルオーバー、またはテスト フェイルオーバーの実行後、VMware Cloud Director Availability は選択したネットワーク設定をターゲット クラウド サイトに適用します。
オンプレミスからクラウドへのレプリケーションの場合、ネットワーク設定は [vApp] > [仮想マシン] > [NIC] として提供され、NIC レベルでネットワーク設定を構成します。
前提条件
- クラウド間レプリケーションの場合と同じく、ソース ネットワークとターゲット ネットワークのマッピングのために、選択したレプリケーションごとに VMware Cloud Director Availability 4.6 以降がオンプレミス サイトとクラウド サイトの両方にデプロイされていることを確認します。
- テナントまたはプロバイダとして VMware Cloud Director Availability にアクセスできることを確認します。詳細については、VMware Cloud Director Availability へのアクセスを参照してください。
手順
- ターゲット ネットワーク設定を構成するには、1 つ以上のオンプレミスからクラウドへのレプリケーションを選択し、 をクリックします。
- [リカバリ設定] ウィンドウで、選択したレプリケーションのターゲット ネットワーク設定を構成します。
- 左側のペインで、[ネットワーク] をクリックします。
注:
[ネットワーク] は、バージョン 4.6 以降のオンプレミスからクラウドへのレプリケーションで使用できます。
オプション |
説明 |
ソース ネットワーク |
ネットワークの名前と、仮想マシンのネットワーク インターフェイス カード (NIC) を確認します。 |
ターゲット ネットワーク |
[なし(未割り当て)] をクリックし、移行、フェイルオーバー、またはテスト フェイルオーバー後にターゲット サイトでの接続先となるターゲット ネットワークを選択します。 |
- 左側のペインで [NIC] をクリックし、仮想マシンの下にネットワーク アダプタを展開します。
オプション |
説明 |
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仮想マシンとその NIC の数を表示するには、親 vApp の名前を展開してから、各 NIC を展開します。次に、NIC ごとに、接続する組織 VDC ネットワークを選択します。 |
ステータス |
ターゲット組織 VDC ネットワークへの NIC の接続を有効にするには、[パワーオン時に接続] チェック ボックスを選択します。 |
状態 |
各仮想マシンのプライマリ NIC を選択します。 |
MAC アドレス |
ターゲット サイトの拡張 NIC の MAC アドレスをリセットするには、ドロップダウン メニューから [リセット] を選択します。 |
IP アドレス |
- [DHCP]:接続されているターゲット ネットワークが DHCP サーバで構成されており、拡張 NIC の IP アドレスを取得する場合に選択します。
- [固定 - IP プール]:ターゲット ネットワークの IP プールから拡張 NIC の IP アドレスを取得する場合に選択します。IP アドレスの変更を仮想マシンのゲスト OS にコミットするには、[ゲストのカスタマイズ] をクリックします。
- [固定 - 手動]:拡張 NIC に固定 IP アドレスを入力する場合に選択します。IP アドレスの変更を仮想マシンのゲスト OS にコミットするには、[ゲストのカスタマイズ] をクリックします。
- [なし]:デフォルトで選択されており、IP アドレス指定モードは指定されていません。
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- [適用] をクリックします。
結果
選択したレプリケーションの場合、オンプレミスからクラウドへの移行、フェイルオーバー、またはテスト フェイルオーバーが正常に完了すると、
VMware Cloud Director Availability はワークロードをターゲット クラウド サイトにレプリケートします。次に
VMware Cloud Director Availability は選択したネットワーク設定をターゲット vApp または仮想マシンに適用します。