VMware Cloud Director によってバッキングされるクラウド サイトでは、すべてのページの上部に表示されるシンプルな通知を作成します。メッセージを表示するための優先度と期間と、その対象者を選択します。対象者は、管理者ユーザー、特定の組織内のユーザー、またはすべての組織内のユーザーです。

備考:
  • アドバイザリは、作成後の編集をサポートしません。
  • 再通知すると、後で通知メッセージが表示されます。
  • アドバイザリの破棄:
    • root ユーザーがアドバイザリ メッセージを破棄すると、すべてのシステム管理者に対してもメッセージが破棄されます。
    • アドバイザリ メッセージを破棄すると、破棄アクションをログに記録せずに通知が完全に破棄されます。
    • すべてのテナント アドバイザリはユーザー単位です。たとえば、admin1@org がアドバイザリを破棄しても、admin2@org のアドバイザリは破棄されません。
    • VMware Cloud Director からアドバイザリ メッセージを破棄すると、VMware Cloud Director Availability からもアドバイザリ メッセージが破棄され、その逆も同様です。
VMware Cloud Director アドバイザリ
詳細については、 VMware Cloud Director ドキュメントアドバイザリ ダッシュボードの作成を参照してください。
VMware Cloud Director でのアドバイザリの作成:
  1. システム管理者として、VMware Cloud Director のコンテキストからアドバイザリを作成します。
  2. VMware Cloud Director の上部ナビゲーション バーで、[管理] タブをクリックします。
  3. 左側のペインの [設定] セクションで、[アドバイザリ] をクリックします。
  4. [アドバイザリ] 画面で [新規] をクリックします。
  5. [新しいアドバイザリの作成] ウィンドウで、通知設定を構成し、[OK] をクリックします。
    1. [説明] テキスト ボックスに通知メッセージを入力します。
    2. [優先度] ドロップダウン メニューから通知の重要度を選択します。
    3. [アクティブ期間の開始日][アクティブ期間の終了日] の両方から、表示期間を選択します。
    4. 通知を表示するユーザーまたは組織を選択します。
      • [すべての組織内のすべてのユーザーに公開] します。
      • システム組織内の [すべてのシステム管理者に公開] します。
      • [特定のテナント組織に公開] します。
VMware Cloud Director でのアドバイザリの削除:

VMware Cloud Director では、[アドバイザリ] 画面に、アドバイザリが期限切れになっても表示されます。

リストからアドバイザリを削除するには、その横にあるラジオ ボタンを選択し、 [削除] をクリックします。
アドバイザリの表示
  • 通知メッセージは、次のコンテキストから表示されます。
    • クラウド サイトとオンプレミス サイトの両方の VMware Cloud Director Availability スタンドアローン ポータル。
    • クラウド サイトとオンプレミス サイトの両方の VMware Cloud Director Availability vSphere Client Plug-In
    • VMware Cloud Director プラグインとスタンドアローン ポータル。
  • 作成されると、アドバイザリの作成中に選択された特定のユーザー グループ(すべての組織のすべてのユーザー、すべてのシステム管理者、特定のテナント組織)のみに通知メッセージが表示されます。テナント ユーザーが初めてログインすると、必須の通知のみが表示されます。

    クラウド認証情報を指定して、オンプレミス アプライアンスまたは vSphere プラグインからクラウドにセッションを拡張した後にのみ、テナントには、[再通知] または [破棄] のオプションとともにすべての適用可能な通知が表示されます。

  • ローカル クラウド サイトのアドバイザリのみが表示されます。クロスサイト アドバイザリは表示されません。たとえば、org1@siteA が org2@siteB にレプリケートされる場合、org1@siteA を対象としたアドバイザリのみがサイト A のコンテキストから表示されます。
  • オンプレミス ユーザーは、自分の組織を対象とした通知のみを受信して表示します。
    • オンプレミス ユーザーが自分の組織の認証情報を入力するまで、必須の通知のみが表示されます。たとえば、新しいレプリケーションの作成時にプロンプトが表示された場合などです。
    • ユーザーが組織の認証情報を使用して認証されると、重大、重要、通知を含むすべてのアドバイザリ メッセージが表示されます。
  • すべてのシステム管理者、またはユーザーが属する組織とは異なる組織に送信されたシステム通知は、オンプレミス ユーザーには表示されません。
  • 表示の期間には、通知の作成中に構成された特定の間隔(設定された時間からアクティブ、および設定された時間までアクティブ)が適用されます。
アドバイザリの優先度
通知には優先度があり、優先度の異なる複数のアドバイザリが表示されると、次の順序で表示されます。
  1. [必須]:常に表示される赤の必須メッセージ。再通知や破棄は許可されません。
  2. [重大]:赤の高優先度の実行可能なメッセージ。再通知または破棄のいずれかが許可されます。
  3. [重要]:オレンジの実行可能なメッセージ。再通知または破棄のいずれかが許可されます。
  4. [通知]:青の情報メッセージ。再通知は許可されず、破棄は許可されます。