Tanzu Kubernetes Grid によってプロビジョニングされたクラスタに、人工知能と機械学習のワークロードをデプロイできます。人工知能と機械学習のワークロードのデプロイには、サービス プロバイダによる初期設定、およびクラスタ作成ワークフローでの組織管理者とテナント ユーザーによる構成が必要です。

VMware Cloud Director 環境を準備して、人工知能と機械学習のワークロードを処理できるクラスタをプロビジョニングするには、サービス プロバイダが vGPU ポリシーを作成し、組織仮想データセンターに vGPU ポリシーを追加する必要があります。サービス プロバイダがこれらの手順を実行すると、テナント ユーザーは人工知能と機械学習のワークロードを Tanzu Kubernetes Grid クラスタにデプロイできます。vGPU 機能を備えた Tanzu Kubernetes Grid クラスタを作成するには、 VMware Tanzu Kubernetes Grid クラスタの作成を参照してください。
注: vGPU のサポートは、 Tanzu Kubernetes Grid 1.5 にのみ拡張されます。

BIOS ファームウェアの制限事項

VMware Cloud Director Container Service Extension Tanzu Kubernetes Grid テンプレートは BIOS ファームウェアを使用して構築されており、このファームウェア構成を変更することはできません。このファームウェアの BAR1 メモリは 256 MB を超えることはできません。BAR1 メモリが 256 MB を超える NVIDIA GRID カードには EFI ファームウェアが必要です。ファームウェアの制限事項の詳細については、VMware vSphere:NVIDIA 仮想 GPU ソフトウェアのドキュメントを参照してください。

EFI ファームウェアを使用したカスタム イメージの作成

Tanzu Kubernetes Grid テンプレートに適用される BIOS ファームウェアの制限事項を解消するために、サービス プロバイダは vSphere で EFI ファームウェアを使用してカスタム イメージを作成できます。手順については、サービス プロバイダとしての VMware Cloud Director Container Service Extension の使用人工知能と機械学習のワークロードを許可するための Tanzu Kubernetes Grid クラスタでの vGPU の構成セクションを参照してください。