クラスタでのリソースの制限エラーを回避するには、組織仮想データセンターに Tanzu Kubernetes Grid 仮想マシン サイジング ポリシーを追加する必要があります。Tanzu Kubernetes Grid 仮想マシン サイジング ポリシーは、VMware Cloud Director Container Service Extension サーバ構成プロセスで自動的に作成され、組織仮想データセンターに Tanzu Kubernetes Grid 仮想マシン サイジング ポリシーを追加するときに選択可能なオプションとして表示されます。

仮想マシン サイジング ポリシーは、組織 VDC 内の仮想マシン (VM) のコンピューティング リソース割り当てを定義します。コンピューティング リソースの割り当てには、CPU とメモリの割り当て、予約、制限、およびシェアが含まれます。仮想マシン サイジング ポリシーを使用すると、組織仮想データセンター内のすべての仮想マシンのコンピューティング リソース使用量を事前定義済みのサイズに制限できます。 Tanzu Kubernetes Grid クラスタには次のサイジング ポリシーがあります。
表 1. Tanzu Kubernetes Grid クラスタのサイジング ポリシー
サイジング ポリシー 説明
TKG 小 Kubernetes クラスタ ノードの小規模な仮想マシン サイジング ポリシー 2 CPU、4 GB のメモリ
TKG 中 Kubernetes クラスタ ノードの中規模な仮想マシン サイジング ポリシー 2 CPU、8 GB のメモリ
TKG 大 Kubernetes クラスタ ノードの大規模な仮想マシン サイジング ポリシー 4 CPU、16 GB のメモリ
TKG 特大 Kubernetes クラスタ ノードの特大規模な仮想マシン サイジング ポリシー 8 CPU、32 GB のメモリ

手順

  1. VMware Cloud Director にログインし、上部ナビゲーション バーで [詳細] > [Kubernetes Container Clusters] の順に選択します。
  2. [CSE 管理] > [組織 VDC への仮想マシン サイジング ポリシーの追加] > [組織仮想データセンターに移動] の順にクリックします。
  3. VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスで組織仮想データセンターを選択し、左側のパネルの [ポリシー][仮想マシンのサイジング] を選択します。
  4. [追加] をクリックします。
  5. データ グリッドで、組織に追加する Tanzu Kubernetes Grid サイジング ポリシーを選択し、[OK] をクリックします。
  6. [デフォルトとして設定] をクリックします。
    注:
    • 仮想マシン サイジング ポリシーを公開解除するには、サイジング ポリシーを選択し、[削除] をクリックします。
    • デフォルトの Tanzu Kubernetes Grid 仮想マシン サイジング ポリシーを別のポリシーに変更するには、手順 5 と 6 を繰り返します。