このセクションでは、VMware Cloud Director Container Service Extension 4.0 以降のバージョンを使用する場合のベスト プラクティスについて詳しく説明します。

サービス プロバイダのベスト プラクティス

  • ソリューション組織内の VMware Cloud Director Container Service Extension サーバが VMware Cloud Director ロード バランサ エンドポイントにアクセスできるようにします。
  • VMware NSX®VMware NSX® Advanced Load Balancer™ の構成
    • リファレンス アーキテクチャを使用して、NSXNSX Advanced Load Balancer を正しく構成します。
    • テナント ユーザーにクラスタの作成を許可する前に、テナント組織にテスト仮想サービスをデプロイして NSXNSX Advanced Load Balancer の構成をテストします。
    • NSX VMware ESX® VMkernel、アダプタ、NSX Advanced Load Balancer で、MTU (9000) の値を正しく設定します。
    • VMware Cloud Director Container Service Extension サーバが VMware Cloud Director ロード バランサ エンドポイントと通信できるように、MTU (9000) 構成を正しく設定します。詳細については、「https://kb.vmware.com/s/article/90850?lang=en_US&queryTerm=90850」を参照してください。
    • 十分な NSX Advanced Load Balancer ライセンスがあることを確認します。
  • VMware Cloud Director Container Service Extension サーバにログインし、systemctl status cse.service または cse.log のいずれかのコマンドを使用してサーバのステータスを確認します。これにより、VMware Cloud Director Container Service Extension サーバが正常に起動したことを確認できます。
  • クラスタの作成中に Github API のレート制限エラーが発生することを回避するために、Github の個人アクセス トークンを入力します。これを実行しないと、特に並列実行した場合に、クラスタの作成が失敗します。エアギャップ環境の場合、サービス プロバイダは Github の個人アクセス トークンを入力する必要はありません。
  • VMware Cloud Director にマルチ vCenter Server が設定されている場合は、クラスタの操作中に遅延が問題にならないように、Tanzu Kubernetes Grid OVA カタログが vCenter Server 間で確実に同期されるようにします。