サービス プロバイダは、VMware Cloud Director Container Service Extension エアギャップ環境をセットアップし、VMware Cloud Director Container Service Extension が操作する必要のある依存関係を含むローカル コンテナ レジストリをテナント ユーザー向けに作成するための手順を実行する必要があります。
手順
- Docker を開き、次のコマンドを実行して http://projects.registry.vmware.com から
getting-started_airgapped
イメージをプルします。
- 4.2 の場合:
docker pull projects.registry.vmware.com/vmware-cloud-director/getting-started-airgapped:v0.1.2
- 4.2.1 の場合:
docker pull projects.registry.vmware.com/vmware-cloud-director/getting-started-airgapped:v0.1.3
- 4.2.2 の場合:
docker pull projects.registry.vmware.com/vmware-cloud-director/getting-started-airgapped:v0.1.4
- イメージを展開してスクリプトにアクセスし、ローカル ディレクトリを作成します。
- 4.2 の場合:
docker create --name "temp_container" projects.registry.vmware.com/vmware-cloud-director/getting-started-airgapped:v0.1.2
docker export "temp_container" -o temp_container.tar
docker container rm "temp_container"
mkdir -p temp_container_fs
tar xvf temp_container.tar -C temp_container_fs
cd ./temp_container_fs/src/artifact
- 4.2.1 の場合:
docker create --name "temp_container" projects.registry.vmware.com/vmware-cloud-director/getting-started-airgapped:v0.1.3
docker export "temp_container" -o temp_container.tar
docker container rm "temp_container"
mkdir -p temp_container_fs
tar xvf temp_container.tar -C temp_container_fs
cd ./temp_container_fs/src/artifact
- 4.2.2 の場合:
docker create --name "temp_container" projects.registry.vmware.com/vmware-cloud-director/getting-started-airgapped:v0.1.4
docker export "temp_container" -o temp_container.tar
docker container rm "temp_container"
mkdir -p temp_container_fs
tar xvf temp_container.tar -C temp_container_fs
cd ./temp_container_fs/src/artifact
- このディレクトリで、次のスクリプトを実行して依存関係を組織のローカル コンテナ レジストリに公開します。次に示すように、レジストリのパスには厳密な依存関係があります。
./getting_started.sh "dependencies.txt" base.myregistry.company.com
注:
getting-started-airgapped
イメージ内のデフォルトの dependencies.txt
には、サポートされているバージョンの Tanzu Kubernetes Grid エアギャップ環境で VMware Cloud Director Container Service Extension を使用するために必要なコンテナの完全なリストが含まれています。Tanzu Kubernetes Grid のサポートされているバージョンについては、「互換性」セクションを参照してください。
dependencies.txt
ファイルを編集して、ダウンロードするコンポーネントをカスタマイズできます。dependencies.txt
の対応する行の前に #
を挿入することで、エアギャップ コンポーネントの処理を抑制できます。
- projects.registry.vmware.com からローカル コンテナ レジストリに Tanzu コア パッケージをアップロードする必要があります。これを行うには、次のうち該当するリリースの Tanzu Kubernetes Grid の手順を使用します。
- Tanzu Kubernetes Grid 2.3.1、2.4、および 2.5 クラスタを作成する必要がある場合は、Tanzu Kubernetes Grid 2.3.1、2.4、および 2.5 CLI プラグインをレジストリ パス
<registry_url>/tanzu_cli/plugins/plugin-inventory:latest
にアップロードする必要があります。詳細な手順については、「Move the Tanzu CLI and CLI Plugins to Your Internet-Restricted Environment」を参照してください。
注:
VMware Cloud Director Container Service Extension 4.2 以降では、
Tanzu Kubernetes Grid イメージがアップロードされるパスに厳密な依存関係があります。
- レジストリのベースが
base.myregistry.company.com
の場合、Tanzu Kubernetes Grid のコンテンツは base.myregistry.company.com/tkg
にアップロードする必要があります。
- レジストリのベースが
base.myregistry.company.com
の場合、VMware Cloud Director のイメージは base.myregistry.company.com/vmware-cloud-director
にアップロードする必要があります。
- レジストリ ベースが
base.myregistry.company.com
の場合、TKG 2.3.1、TKG 2.4、および TKG 2.5 用の Tanzu CLI プラグインを base.myregistry.company.com/tanzu_cli/plugins/plugin-inventory:latest
にアップロードする必要があります。
これは、サブパス
tkg
、
vmware-cloud-director
、
tanzu_cli
を同列に置く必要があることを意味します。
結果
エアギャップ環境がセットアップされ、すべての必要なリソースがローカル コンテナ レジストリ内にあるため、組織はインターネット アクセスがなくても
VMware Cloud Director Container Service Extension を使用できます。