スケーリングの目的で、環境内のロード バランサの背後に VMware Cloud Director Object Storage Extension の追加のインスタンスを展開できます。

前提条件

VMware Cloud Director Object Storage Extension の 1 台または複数のノードが追加で展開されていることを確認します。VMware Cloud Director Object Storage Extension のインストールを参照してください。

手順

  1. 展開した VMware Cloud Director Object Storage Extension の最初のインスタンスと、同じロード バランサで構成している追加ノードへの SSH 接続を開きます。
  2. 最初に展開された VMware Cloud Director Object Storage Extension から構成をエクスポートします。
    ose config export --file="configuration-file-name" --secret="vcd-sys-admin-pass"

    このスクリプトは、root ディレクトリ内の暗号化されたテキスト ファイルに構成をエクスポートします。

    --file 引数の値として、エクスポート ファイル名を入力します。--secret 引数の値として、VMware Cloud Director のシステム管理者のパスワードを入力します。

  3. 設定を行う追加の VMware Cloud Director Object Storage Extension のインスタンスに構成ファイルをコピーします。
  4. VMware Cloud Director Object Storage Extension の追加のインスタンスに構成をインポートします。
    ose config import --file="path-to-the-configuration-file" --secret="vcd-sys-admin-pass"

    ここで、--file 引数の値は、インポートのためのソース ディレクトリです。--secret 引数の値は、VMware Cloud Director のシステム管理者のパスワードです。

  5. VMware Cloud Director Object Storage Extension の追加のノードで VMware Cloud Director Object Storage Extension Keeper サービスを再起動します。
    systemctl restart voss-keeper