VMware Cloud Director Object Storage Extension の使用を開始するために、既存の AWS ユーザー アカウントを招待できます。

AWS ユーザーを VMware Cloud Director Object Storage Extension に招待するには、クラウド プロバイダと AWS アカウント所有者の両者によるアクションが必要です。クラウド プロバイダが AWS アカウント所有者に招待を送信します。招待は、E メールと AWS Console 内の AWS アカウントに伝えられます。

AWS アカウント所有者が招待を受け入れ、 AWS Console で必要なアクションを実行した後、 VMware Cloud Director Object Storage Extension が次を確認します。
  • 招待されたアカウントをプロビジョニングするために招待されたアカウントが、AWS 支払者アカウントを承認しました。
  • 招待されたアカウントには、AWS S3 を使用する権限があります。
検証が完了すると、 AWS ユーザー アカウントが有効になり、 VMware Cloud Director Object Storage Extension を使用できるようになります。

前提条件

ユーザー アカウントを招待する VMware Cloud Director 組織の VMware Cloud Director Object Storage Extension が無効になっていることを確認します。

手順

  1. VMware Cloud Director cloud provider admin portal にログインします。
  2. [その他の操作] ドロップダウン メニューから [オブジェクト ストレージ] を選択します。
  3. [テナント] タブで、AWS ユーザーを招待するテナント組織の名前をクリックします。
  4. ストレージ プラットフォーム カードで、[アカウントの管理] をクリックします。
  5. [アカウントの招待] を選択し、[次へ] をクリックします。
  6. AWS アカウント ID とアカウントの E メールを入力します。
  7. (オプション) 招待状にメモを入力します。
  8. [招待] をクリックします。
    招待状が AWS Console のユーザーに送信され、E メール経由で指示が記載された通知が送信されます。招待状の有効期間は 15 日間です。ユーザーがこの期間中に招待状を承諾または拒否しない場合、招待状は自動的にキャンセルされます。
    アカウントに送信される招待状には、承諾のための手順が記載されています。 AWS S3VMware Cloud Director Object Storage Extension を使用するには、招待された AWS アカウントの所有者が AWS Console で次の 3 つのアクションを実行する必要があります。
    1. 招待状を承諾します。
    2. AWS 支払者アカウントが、招待されたアカウントに追加のロールをプロビジョニングすることを許可します。詳細については、招待されたメンバーのアカウントでの OrganizationAccountAccessRole の作成を参照してください。
    3. AWS S3 を有効にします。
    ユーザーがアクションを完了すると、 VMware Cloud Director Object Storage ExtensionAWS ユーザー アカウントを検証し、自動的に有効にします。テナントは AWS S3VMware Cloud Director Object Storage Extension の使用を開始できます。
  9. (オプション) テナント ユーザーからの応答を待つ間に、次の 3 つのアクションを実行できます。
    • AWS からの招待状の最新ステータスを取得するには、[同期ステータス] をクリックします。
    • メール経由で招待したアカウントにリマインダーを送信するには、[E メールでリマインダーを送信] をクリックします。

      テナント ユーザーに送信できる事前定義された E メール テンプレートとともに、デフォルトの E メール クライアントが開きます。必要に応じて E メールのテキストを編集できます。

    • 招待をキャンセルするには、[招待のキャンセル] をクリックします。