AWS ユーザー アカウントを共有することで、異なる組織に属する VMware Cloud Director ユーザーが同じ AWS S3 ストレージを共有できます。

1 つの組織に属するすべての VMware Cloud Director 組織ユーザーは、関連付けられた AWS アカウントに属するすべてのバケットとオブジェクトを表示して操作できます。

同じ AWS アカウントを使用して複数の VMware Cloud Director 組織をオンボーディングする場合、関連付けられた VMware Cloud Director 組織のすべてのユーザーが同じストレージを共有します。

AWS アカウントが共有されている場合、[テナント] > [ Tenant-Organization-Name]. で、ストレージ プラットフォーム カードからアカウントを共有するVMware Cloud Director 組織を表示できます。

AWS アカウントを共有することは、同じ部門で作業しており、同じオブジェクトを操作する必要がある組織ユーザーにとってベスト プラクティスです。たとえば、会社の財務部門と人事部門の組織ユーザーが、同じ四半期レポートに入力を行います。

AWS アカウントは、マルチサイト展開内の VMware Cloud Director 組織間で共有できます。AWS アカウントを共有する場合、リモート サイトの VMware Cloud Director 組織を AWS アカウントに関連付けることができます。

前提条件

ユーザー アカウントを共有する VMware Cloud Director 組織の VMware Cloud Director Object Storage Extension が無効になっていることを確認します。

手順

  1. VMware Cloud Director cloud provider admin portal にログインします。
  2. [その他の操作] ドロップダウン メニューから [オブジェクト ストレージ] を選択します。
  3. [テナント] タブで、AWS アカウントを共有するテナント組織の名前をクリックします。
  4. ストレージ プラットフォーム カードで、[アカウントの管理] をクリックします。
  5. [共有] を選択し、[次へ] をクリックします。
  6. ドロップダウン メニューから AWS アカウントを選択し、[割り当て] をクリックします。
    AWS アカウントの共有の構成には数分かかります。
  7. (オプション) アカウント共有構成の最新ステータスを取得するには、[同期ステータス] をクリックします。

結果

共有アカウントが構成されると、組織ユーザーは AWS S3VMware Cloud Director Object Storage Extension の使用を開始できます。