VMware Cloud Director Object Storage Extension は、バケットとオブジェクトの操作用に S3 互換 API のセットを提供します。

VMware Cloud Director Object Storage Extension API は AWS 署名 v4 および VMware Cloud Director JSON Web Token (JWT) 認証方法をサポートしています。

VMware Cloud Director Object Storage Extension API は JSON および XML 形式をサポートしています。

デフォルトでは、VMware Cloud Director Object Storage Extension の S3 API は、https://object-storage-extension-host-address/ および https://object-storage-extension-host-address/api/v1/s3 で使用できます。クラウド プロバイダのネットワーク構成によっては、S3 API の VMware Cloud Director Object Storage Extension アドレスとルート パスがデフォルトの構成と異なる場合があります。

VMware Cloud Director Object Storage Extension S3 API ドキュメントは、https://object-storage-extension-host-address/docs、および https://code.vmware.com/apis の VMware API Explorer の VMware Cloud Director Object Storage Extension 製品カテゴリの製品で利用できます。

セキュリティ認証情報と VMware Cloud Director Object Storage Extension API の使用

セキュリティ認証情報と VMware Cloud Director Object Storage Extension API を使用する方法については、次の例を使用してください。
  1. VMware Cloud Director Object Storage Extension tenant portal を使用して、ユーザー認証情報を作成します。

    デフォルトでは、新しく作成されたユーザー認証情報は作成時に有効になります。

  2. アクセス キーとプライベート キーをコピーします。
  3. バケットが VMware Cloud Director Object Storage Extension tenant portal に表示されている場合は、その名前をメモします。
  4. API クライアントで、API エンドポイントとアクセス キーおよびセキュリティ キーを入力して、AWS 署名認証方法を使用して API 要求を認証します。
    たとえば、次の接続情報を入力します。
    API エンドポイント https://Cloud-Director-Object-Storage-Extension-IP-Andreas:443
    アクセス キー 5a5af54cf34a172a511f
    プライベート キー omSG+UXSoyD1fbdFt0iia3I8I+f0QLSiIn5wpq1L
  5. ユーザー認証情報の所有者によって所有されているすべてのバケットを一覧表示するには、S3 API GET 要求を実行します。

    例:

    GET /HTTP/1.1
    Host: vCloud-Director-Object-Storage-Extension-IP-addres:443
    Accept: application/xml
    X-Amz-Content-Sha256: e3b0c44298fc1c149afbf4c8996fb92427ae41e4649b934ca495991b7852b855
    X-Amz-Date: 20190717T014259Z
    Authorization: AWS4-HMAC-SHA256 Credential=5a5af54cf34a172a511f/20190717/us-east-1/s3/aws4_request, SignedHeaders=accept;host;x-amz-content-sha256;x-amz-date, Signature=a1a0cfdc34fd4275f567ef673f14d8ff963242d29c13515506a3a913e7f38415
    cache-control: no-cache
    
システムによって、バケットの内容について次の XML 表現が返されます。
<listBucketResult>
		<Name>bucket-name</Name>
		<KeyCount>1</KeyCount>
		<MaxKeys>1000</MaxKeys>
		<Contents>
			<Key>object-name</Key>
			<Owner>
				<ID>system-id-of-the-user</>
				<DisplayName>display-name-of-the-user</DisplayName>
			</Owner>
			<StorageClass>Storage-Class</StorageClass>
			<Size>object-size-in-KB</Size>
			<LastModified>last-modified-date</LastModified>
		</Contents>
		<IsTruncated>true-or-false</IsTruncated>
		<ContinuationToken>1-or-0</ContinuationToken>
</listBucketResult>

ユーザー認証情報またはアプリケーション認証情報を取得するには、セキュリティ認証情報の操作を参照してください。