VMware Cloud Director Object Storage Extension のオブジェクトを分類しやすくするために、バケットの所有者は任意でタグを個々のオブジェクトに追加できます。バケットの所有者は、ユーザー定義のメタデータを追加することにより、オブジェクトにプロパティを追加することもできます。オブジェクト タグとオブジェクト メタデータは、どちらもキーと値のペアを表します。

バケットの所有者が別のユーザーに所有されているオブジェクトにタグを追加し、オブジェクトの所有者がバケットに対する FULL_CONTROL 権限を持っていない場合、オブジェクトの所有者はオブジェクトのメタデータを編集することができなくなります。
Cloudian HyperStore ストレージ プラットフォームを使用する場合は、自分のオブジェクトにタグを追加できます。 ECS のストレージ プラットフォームではタグ付けはサポートされません。
重要: オブジェクトにメタデータを追加すると、元のオブジェクトが上書きされ、オブジェクトの権限やその他の関連付けがリセットされます。

システム ロガー アカウントによって所有されているバケット ログ オブジェクトのメタデータを編集することはできません。

前提条件

  • タグをオブジェクトに追加するために必要な権限のセットがあることを確認します。
    • 組織管理者の場合は、組織内のユーザーが所有するオブジェクトにタグを追加できます。
    • 組織ユーザーの場合は、オブジェクトを格納するバケットの所有者であれば、オブジェクトにタグを追加できます。
  • オブジェクトのメタデータを編集するために必要な権限のセットがあることを確認します。
    • 組織管理者の場合、オブジェクトにメタデータを追加するには、オブジェクトが保存されているバケットについて、オブジェクト所有者がバケットの書き込み権限を持っていることを確認します。
    • 組織ユーザーの場合、オブジェクトにメタデータを追加するには、オブジェクトの所有者である必要があります。また、ユーザー アカウントには、バケットの書き込み権限が必要です。

手順

  1. VMware Cloud Director tenant portal にログインします。
  2. [その他の操作] ドロップダウン メニューから [オブジェクト ストレージ] を選択します。
  3. [バケット] ペインで、編集するオブジェクトが保存されているバケットまたはフォルダに移動します。
  4. 編集するオブジェクトの名前をクリックします。
  5. オブジェクトにタグを追加します。
    1. [タグ] セクション内のリンクをクリックします。
    2. タグのキーと値を入力します。
    3. [保存] をクリックします。
  6. オブジェクトにメタデータを追加します。
    1. [メタデータ] セクション内のリンクをクリックします。
    2. メタデータ エントリのキーと値を入力します。
    3. オブジェクトにメタデータを追加することの影響を理解していることを示すために、チェック ボックスを選択します。
    4. [保存] をクリックします。