Scality を使用した VMware Cloud Director Object Storage Extension の構成

Object Storage Interoperability Service (OSIS) を構成して、Scality S3 準拠のオブジェクト ストレージ プラットフォームを統合します。

前提条件

サードパーティのオブジェクト ストレージ プラットフォームと連携するように VMware Cloud Director Object Storage Extension を構成する前に、プラットフォーム用の Scality アダプタが開発されていることを確認します。『 VMware Object Storage Interoperability Service - 開発ガイド』を参照してください。

Scality を使用して VMware Cloud Director Object Storage Extension を構成する方法

Scality は、OSIS API 標準を使用して Scality アダプタを開発します。

Scality アダプタを使用すると、VMware Cloud Director Object Storage Extension が Scality と通信し、テナントとユーザー情報を交換できます。

Scality の詳細については、https://www.scality.com/alliance-partners/vmware/を参照してください。

手順

1. Scality API 接続を構成します。

   ose osis admin set --name scality-adapter-name --url https://scality-adapter-api-server --user username --secret password 

2. （オプション） Scality の認証モードがベアラー API トークンを使用している場合は、refresh トークンを設定します。

   ose args set --k oss.platform.scality-adapter-name.admin.refresh-token --v refresh-token 

   1. Scality の認証モードを判断するには、OSIS API GET /api/info を実行し、auth_modes プロパティを表示します。
3. サードパーティのオブジェクト ストレージ プラットフォーム S3 エンドポイントを構成します。

   ose osis s3 set --name scality-adapter-name --url https://platform-S3-endpoint

4. サードパーティのオブジェクト ストレージ プラットフォームに切り替えます。

   ose platforms enable osis --name scality-adapter-name

5. VMware Cloud Director Object Storage Extension サービスを再起動します。

   ose service restart

結果

これで、テナント組織が Scality プラットフォームを使用できるようになりました。