VMware Cloud Director™ service は、VMware Cloud on AWSGoogle Cloud VMware EngineAzure VMware SolutionOracle Cloud VMware Solution、またはオンプレミス環境によって提供されるインフラストラクチャなどの基盤となるインフラストラクチャにクラウド サービスを提供するアプリケーションです。VMware Cloud Director service を使用すると、サービス プロバイダはマルチテナント クラウド環境で仮想インフラストラクチャ リソースを提供できます。

クラウド プロバイダは、VMware Cloud Director service を使用して、仮想インフラストラクチャ リソースを仮想データセンターにプール化することで、セキュアなマルチテナント クラウドを構築できます。クラウド プロバイダは、Web ベースのポータルを使用してユーザーにクラウドを公開できます。また、自動化されたカタログベースの完全なサービスとしてプログラマティック インターフェイスを使用することもできます。

VMware Cloud Director service では、サービス プロバイダは、基盤となる SDDC インスタンスのインフラストラクチャが VMware Cloud on AWSGoogle Cloud VMware EngineAzure VMware SolutionOracle Cloud VMware Solution、、またはオンプレミス環境によって提供される SaaS モデルで、VMware Cloud Director™ インスタンスをプロビジョニングできます。

プロバイダ管理者は、異なるリージョンの VMware Cloud on AWS で実行され、テナントによって使用される VMware Cloud Director インスタンスを作成します。

サービス プロバイダは、VMware Cloud Director インスタンスのライフサイクルと、基盤となる SDDC リソースへの接続も管理できます。

サービス プロバイダは、VMware Cloud Director service インスタンスと VMware Cloud on AWS SDDC の任意の構成を関連付けることができます。

注: VMware Cloud on AWS の一部のクラスタ構成が SLA(サービス レベル アグリーメント)に影響を及ぼす可能性があります。SLA (サービス レベル アグリーメント)の有無とクラスタあたりの最小ホスト数については、「 VMware Cloud on AWS の構成制限」を参照してください。