VMware Cloud Director インスタンスを展開すると、初期構成で使用可能な自己署名証明書と DNS レコードが生成されます。本番環境での接続を保護するには、DNS レコードと証明書情報をカスタマイズします。

VMware Cloud Director™ service は、カスタム DNS の構成プロセスと、環境内の VMware Cloud Director インスタンスの [公開アドレス] の構成を自動的に行います。

前提条件

  • VMware Cloud Director Web ポータル、VMware Cloud Director API、コンソール プロキシのエンドポイント Web アドレスに対応するドメインの DNS レコードに標準名 (CNAME) レコードを追加します。
    注: VMware Cloud Director インスタンスのエンドポイント Web アドレスは、 VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal で確認できます。
    1. VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal の上部ナビゲーション バーで、[管理] をクリックします。
    2. 左側のパネルの [設定][公開アドレス] をクリックします。
  • 展開に有効な SSL 証明書があることを確認します。
    • 証明書ファイルは PEM でエンコードされている必要があります。
    • 証明書は、マルチドメイン SSL 証明書か、ワイルドカード証明書である必要があります。
    • PEM でエンコードされたファイルに証明書のプライベート キーが含まれている必要があります。

手順

  1. VMware Cloud Director service にログインします。
  2. [Cloud Director インスタンス] をクリックします。
  3. VMware Cloud Director インスタンスのカードで、[アクション] > [カスタム ドメインの関連付け] の順にクリックします。
  4. [カスタム ドメインの関連付け] ラジオ ボタンをクリックして、[次へ] をクリックします。
  5. カスタム ドメインと証明書の情報を入力して、[次へ] をクリックします。
    1. Web ポータルのカスタム ドメイン名と VMware Cloud Director インスタンスの API の URL を入力します。
    2. コンソール プロキシのカスタム ドメイン名を入力します。
    3. PEM でエンコードされたプライベート キーを入力します。
    4. PEM でエンコードされたパブリック キー(証明書ファイル)を入力します。
  6. [カスタム ドメインの関連付け] をクリックします。

結果

構成されたドメイン名で VMware Cloud Director インスタンスにアクセスできます。

次のタスク

必要であれば、展開時に生成されたデフォルトの DNS 構成と自己署名証明書に戻します。