組織仮想データセンターで新しいネットワークをプロビジョニングする場合のプロビジョニング元になるネットワーク プールを変更できます。組織仮想データセンターでクロス仮想データセンター ネットワークを有効にすることもできます。
ネットワーク プールは、vApp ネットワーク、経路指定された組織 VDC ネットワーク、および内部の組織 VDC ネットワークを作成するための、区別されていないネットワークのグループです。新しいネットワークのネットワーク プールを変更できます。既存のネットワークでは、引き続き古いネットワーク プールが使用されます。
クロス仮想データセンター ネットワークが有効な組織仮想データセンターを使用すると、関連する権限を持つ組織ユーザーは、データセンター グループを作成し、これらのグループに拡張レイヤー 2 ネットワークを作成することができます。
前提条件
組織仮想データセンターでクロス VDC ネットワークを有効にする場合は、バッキング プロバイダ仮想データセンターに対して Cross-vCenter NSX が構成されていることを確認します。
手順
- 上部ナビゲーション バーで [リソース] を選択し、[クラウド リソース] をクリックします。
- 左側のパネルで [組織 VDC] をクリックし、ターゲット組織仮想データセンターの名前をクリックします。
- [ネットワーク プール] タブで、右上隅にある [編集] をクリックします。
この組織仮想データセンターによって使用されているネットワークの数が表示されます。
- (オプション) この組織仮想データセンターのネットワーク プールを構成します。
- この組織仮想データセンターのネットワーク プールを使用しない場合は、[ネットワーク プールを使用] 切り替えを無効にします。
- この組織仮想データセンターにネットワーク プールを構成する場合は、次の手順を実行します。
- [ネットワーク プールを使用] 切り替えを有効にします。
使用可能なネットワーク プールのリストが、これらの使用状況、使用可能なネットワーク、および容量に関する情報と共に表示されます。
- ターゲット リソース プールの名前の横にあるラジオ ボタンを選択します。
- この組織仮想データセンター内のこのネットワーク プールの割り当てを設定します。
割り当てとは、プロビジョニングされたネットワークの最大数のことです。選択したネットワーク プールで使用可能なネットワーク数を超えることはできません。
- この組織仮想データセンターでクロス仮想データセンター ネットワークを有効にするには、[クロス VDC ネットワーク] 切り替えを有効にします。
- [保存] をクリックします。
結果
VMware Cloud Director テナント ポータルのデータセンターのリストに、クロス仮想データセンター ネットワークが有効な仮想データセンターが表示され、データセンター グループを作成することができます。データセンター グループの作成の詳細については、『
VMware Cloud Director Tenant Portal Guide』を参照してください。