VMware Cloud Director サーバ グループは、Linux または VMware Cloud Director アプライアンスのデプロイにインストールされている 1 台以上の VMware Cloud Director サーバで構成されます。グループの各サーバーは VMware Cloud Director セルと呼ばれる一連のサービスを実行します。すべてのセルは、1 つの VMware Cloud Director データベースおよび転送サーバ ストレージを共有し、vSphere およびネットワーク リソースに接続します。
VMware Cloud Director の高可用性を確保するには、1 つのサーバ グループに複数の VMware Cloud Director セルをインストールする必要があります。サードパーティのロード バランサを使用する場合は、ダウンタイムなしの自動フェイルオーバーを確保できます。
VMware Cloud Director インストールは、複数の VMware vCenter Server® システム、およびそれらのシステムによって管理される VMware ESXi™ ホストに接続できます。ネットワーク サービスに関しては、VMware Cloud Director は vCenter Server に関連付けられた NSX Data Center for vSphere を使用できます。または、VMware Cloud Director に NSX-T Data Center を登録できます。NSX Data Center for vSphere と NSX-T Data Center の混在もサポートされます。
Linux にインストールされた VMware Cloud Director サーバ グループは、外部データベースを使用します。
アプライアンス環境で構成される VMware Cloud Director サーバ グループでは、サーバ グループの最初のメンバーの組み込みデータベースが使用されます。アプライアンスの 2 つのインスタンスを同じサーバ グループ内のスタンバイ セルとしてデプロイすることにより、VMware Cloud Director データベースに高可用性を構成することができます。アプライアンス環境とデータベースの高可用性構成を参照してください。
VMware Cloud Director のインストールと設定のプロセスでは、セルが作成され、それらのセルが共有データベースおよび転送サーバ ストレージに接続され、システム管理者アカウントが作成されます。その後、システム管理者が vCenter Server システム、ESXi ホスト、および NSX Manager または NSX-T Manager インスタンスへの接続を確立します。
vSphere およびネットワーク リソースの追加の詳細については、『VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal Guide』を参照してください。