すべての VMware Cloud Director サーバと共有データベースをアップグレードした後、クラウドにネットワーク サービスを提供する NSX Manager インスタンスをアップグレードできます。その後、VMware Cloud Director インストールに登録されている ESXi ホストと vCenter Server インスタンスをアップグレードできます。
重要:
VMware Cloud Director では、詳細 Edge Gateway のみがサポートされます。詳細以外のレガシー Edge Gateway を詳細 Edge Gateway に変換する必要があります。https://kb.vmware.com/kb/66767を参照してください。
バージョン 10.1 以降では、サービス プロバイダとテナントは VMware Cloud Director API を使用してリモート サーバへの接続をテストし、サーバ ID を SSL ハンドシェイクの一部として検証できます。VMware Cloud Director ネットワーク接続を保護するために、VMware Cloud Director API を使用して接続テストを行っているテナントからは到達できない内部ホストの拒否リストを構成します。VMware Cloud Director のインストールまたはアップグレードの後、テナントに VMware Cloud Director へのアクセスを許可する前に、拒否リストを構成します。テスト接続拒否リストの構成を参照してください。
重要: バージョン 10.1 以降にアップグレードすると、
VMware Cloud Director は常に、自身に接続されているすべてのインフラストラクチャ エンドポイントの証明書を検証します。これは、
VMware Cloud Director での SSL 証明書の管理方法が変更されたためです。アップグレード前に証明書を
VMware Cloud Director にインポートしていない場合は、
vCenter Server と
NSX の接続が、SSL 検証の問題が原因の接続エラーで失敗したと表示されることがあります。この場合、アップグレード後に、次の 2 つの方法のいずれかを実行できます。
- セル管理ツールで
trust-infra-certs
コマンドを実行して、すべての証明書を中央の証明書ストアに自動的にインポートします。vSphere リソースからのエンドポイント証明書のインポートを参照してください。 - Service Provider Admin Portal ユーザー インターフェイスで、各 vCenter Server および NSX インスタンスを選択し、証明書を承認する際に資格情報を再入力します。