VMware Cloud Director アプライアンスをデプロイすると、有効期間が 365 日の自己署名証明書が生成されます。使用環境で期限切れ間近の証明書または期限切れになった証明書がある場合は、新しい自己署名証明書を生成できます。各 VMware Cloud Director セルの証明書を個別に更新する必要があります。
VMware Cloud Director アプライアンスは 2 セットの SSL 証明書を使用します。VMware Cloud Director サービスは、HTTPS およびコンソール プロキシの通信用に 1 セットの証明書を使用します。組み込み PostgreSQL データベースおよび VMware Cloud Director アプライアンスの管理ユーザー インターフェイスは、別の SSL 証明書セットを共有します。
自己署名証明書セットは両方とも変更できます。また、VMware Cloud Director の HTTPS 通信およびコンソール プロキシ通信に CA 署名付き証明書を使用している場合、組み込みの PostgreSQL データベースおよびアプライアンス管理ユーザー インターフェイス証明書のみを変更することもできます。CA 署名付き証明書には、既知の公開認証局をルートとする完全な信頼チェーンが含まれています。
前提条件
- データベース高可用性クラスタ内のプライマリ ノードの証明書を更新する場合は、データの損失を防ぐために、他のすべてのノードをメンテナンス モードにします。セルの管理を参照してください。
- FIPS モードが有効になっている場合、アプライアンスの root パスワードは 14 文字以上にする必要があります。VMware Cloud Director アプライアンスの root パスワードの変更を参照してください。
手順
結果
更新された自己署名証明書が、VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスに表示されます。
新しい PostgreSQL 証明書は、次回に appliance-sync 機能が実行されるときに、他の VMware Cloud Director セル上の VMware Cloud Director トラストストアにインポートされます。この操作は、最大で 60 秒かかる可能性があります。
次のタスク
必要に応じて、自己署名証明書を、外部または内部の認証局によって署名された証明書に置き換えることができます。