バージョン 10.2 以降の VMware Cloud Director は、VMware NSX Advanced Load Balancer の機能を利用してロード バランシング サービスを提供します。

システム管理者は、NSX-T Data Center によってバッキングされている仮想データセンターのロード バランシング サービスへのアクセスを有効にし、構成することができます。

ロード バランシング サービスは NSX-T Data Center Edge Gateway に関連付けられ、この Edge Gateway の範囲は、NSX-T Data Center によってバッキングされている組織 VDC、または NSX-T Data Center ネットワーク プロバイダ タイプのデータセンター グループのいずれかに設定できます。

NSX Advanced Load Balancer をデプロイし、NSX-T Data Center 環境で使用するように構成した後、コントローラを VMware Cloud Director に登録します。

NSX-T を使用して NSX Advanced Load Balancer を構成する方法については、Avi と NSX-T の統合を参照してください。

NSX Advanced Load Balancer によって提供される仮想インフラストラクチャを使用するには、NSX-T Cloud インスタンスを VMware Cloud Director に登録します。コントローラはロード バランシング サービスの統合制御プレーンとして機能します。コントローラを登録した後、それらを VMware Cloud Director から直接管理できます。

NSX Advanced Load Balancer によって提供されるロード バランシング コンピューティング インフラストラクチャは、サービス エンジン グループに含められています。VMware Cloud DirectorNSX-T Data Center Edge Gateway に複数のサービス エンジン グループを割り当てることができます。単一の Edge Gateway に割り当てられているすべてのサービス エンジン グループは、同じネットワークを使用します。

サービス エンジン グループには、作成時に定義する独自のコンピューティング特性のセットがあります。

システム管理者がサービス エンジン グループを Edge Gateway に割り当てると、組織管理者は、特定のサービス エンジン グループで実行される仮想サービスを作成して構成できます。