NSX-T Data Center API を使用して VMware Cloud Director のネットワーク リソースを管理する場合、考慮すべきいくつかの制限事項があります。
NSX-T Data Center API サービスには、受信 API 要求のレートを制御する 3 つの設定があります。
これらのレート制限は、/api/v1/node/services/http
API を使用して構成できますが、推奨されません。代わりに、制限を超えた状況に適切に対処するように API クライアントを設計してください。
- クライアントごとのレート制限
-
クライアントが 1 秒間にこの制限を超える数の要求を行った場合、API サーバは要求の処理を拒否し、
HTTP 429 Too Many Requests
エラーを返します。デフォルトでは、この制限は 1 秒あたり 100 個の要求です。 - クライアントごとの同時実行制限
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これは、クライアントが保持できる実行中の最大要求数です。たとえば、クライアントは
NSX-T Data Center への複数の接続を開き、各接続で操作を送信することができます。この制限を超えると、サーバはクライアントに
429 Too Many Requests
エラーを返します。デフォルトでは、この制限は 40 個の同時実行要求です。 - 同時実行要求の全体的な最大数
-
これは、サーバ上で処理可能な API 要求の最大数です。サーバがこの制限に達すると、追加の要求は拒否され、HTTP エラー
503 Service Unavailable
がクライアントに返されます。デフォルトでは、この制限は 199 個の同時実行要求です。
詳細については、VMware {code}のNSX-T Data Center REST APIのドキュメントを参照してください。