2 つのプロバイダ VDC のリソースを結合するには、これらのプロバイダ VDC を単一のプロバイダ VDC にマージします。

VMware Cloud Director 10.4 以降では、 NSX-T Data Center によってバッキングされているプロバイダ VDC をマージできます。

また、バージョン 10.4 以降の VMware Cloud Director では、ネットワーク リソースによってバッキングされていないプロバイダ VDC のマージだけでなく、ネットワーク リソースによってバッキングされていないプロバイダ VDC と NSX でバッキングされているプロバイダ VDC のマージもサポートされます。

前提条件

  • 両方のプロバイダ VDC が同じ有効状態であることを確認します。
  • NSX-T Data Center によってバッキングされているプロバイダ VDC をマージする場合は、両方のプロバイダ VDC が同じ NSX-T Manager インスタンスおよび同じ Geneve ネットワーク プールによってバッキングされていることを確認します。
  • 両方のプロバイダ VDC が同じ vCenter Server インスタンスおよび同じデータセンターによってバッキングされていることを確認します。
  • 拡張するプロバイダ VDC が、マージ対象のプロバイダ VDC で使用されている最新のハードウェア バージョンをサポートしていることを確認します。マージ元のプロバイダ VDC に、拡張元のプロバイダ VDC でサポートされている最新のハードウェア バージョンよりも新しいハードウェア バージョンの仮想マシンが含まれている場合、マージは失敗します。
  • 両方のプロバイダ VDC に柔軟性のある組織 VDC のみが含まれていることを確認します。
  • プロバイダ VDC を VXLAN によってバッキングされているネットワーク プールとマージする場合は、VXLAN プールの動作状態が NSX と同じであることを確認します。『NSX アップグレード ガイド』の「NSX 動作状態の確認」を参照してください。

手順

  1. 上部ナビゲーション バーで [リソース] を選択し、[クラウド リソース] をクリックします。
  2. 左側のパネルで [プロバイダ VDC] を選択します。
  3. 拡張するプロバイダ仮想データセンターを選択して、[マージ] をクリックします。
  4. ターゲット プロバイダ VDC とマージするプロバイダ仮想データセンターを選択して、[マージ] をクリックします。