バージョン 10.1 以降では、VMware Cloud Director は、NSX-T Data Center Edge Gateway インスタンスとリモート サイト間のサイトツーサイトのポリシーベースの IPsec VPN をサポートしています。
IPsec VPN は、Edge Gateway と、同じく NSX-T Data Center を使用しているか、IPSec をサポートするサードパーティのハードウェア ルーターまたは VPN ゲートウェイを備えているリモート サイトとの間のサイトツーサイトの接続を提供します。
ポリシーベースの IPsec VPN では、VPN ポリシーをパケットに適用して、VPN トンネルを通過する前に IPsec で保護するトラフィックを決定する必要があります。このタイプの VPN は、ローカル ネットワーク トポロジや構成が変更されると、その変更に合わせて VPN ポリシー設定も更新する必要があるため、静的と見なされます。
NSX-T Data Center Edge Gateway は、IPsec トラフィックがルーティングを優先する、分割トンネル構成をサポートします。
NSX-T Edge Gateway で IPsec VPN を使用する場合、VMware Cloud Director はルートの自動再分散をサポートします。