仮想マシンの起動および停止の順序を vApp 内で設定できます。特定の順序で起動および停止する必要のある仮想マシンにアプリケーションをインストールした際に、開始および停止の順序を構成します。

この設定は、仮想マシンを特定の順序で起動および停止する必要がある場合に便利です。たとえば、ある仮想マシンでデータベース サーバを、別の仮想マシンでアプリケーション サーバを、さらにもう 1 台の仮想マシンで Web サーバをホストするとします。関連する機能が正しく働くためには、最初にデータベース サーバを、次にアプリケーション サーバを、最後に Web サーバを起動する必要があります。

前提条件

vApp がパワーオフされていることを確認します。

手順

  1. [仮想データセンター] ダッシュボード画面で、確認する仮想データセンターのカードをクリックし、左側のパネルから [vApp] を選択します。
  2. カード アイコン をクリックして vApp をカード ビューで表示します。
  3. 選択した vApp のカードで、[詳細] をクリックします。
  4. [起動および停止の順序] タブをクリックして、[編集] をクリックします。
  5. 各仮想マシンの起動および停止の順序プロパティを編集し、[OK] をクリックします。
    オプション アクション
    起動の順序 仮想マシンを起動する順序を入力します。各マシンに対して、順番を表す値を入力する必要があります。
    アクションを開始 起動アクションを選択します。

    起動アクションは、仮想マシンを含んでいる vApp を開始した場合の仮想マシンの動作を決定します。デフォルトでは、このオプションは [パワーオン] に設定されます。

    起動待機時間 起動待機時間を入力します。

    起動待機時間とは、一連の仮想マシンの中で VMware Cloud Director が次のマシンを起動するまで待機する時間の長さ(秒単位)です。

    アクションを停止 停止アクションを選択します。

    停止アクションとは、仮想マシンを含んでいる vApp を停止した場合に仮想マシンが実行するアクションです。[パワーオフ] を選択すると、仮想マシンは安定性を確保するためのシャットダウン アクションを実行することなくパワーオフします(ソケットからプラグを抜くことと同じです)。VMware Tools をインストールしていない場合は、このアクションを選択します。それ以外の場合は、シャットダウン時に安定性が確保される [シャットダウン] を選択します。

    停止待機時間 停止待機時間を入力します。

    停止待機時間とは、一連の仮想マシンの中で VMware Cloud Director が次のマシンを停止するまで待機する時間の長さ(秒単位)です。