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VMware Cloud Director 10.4.1.1 | 2023 年 3 月 02 日 | ビルド 21373231(インストールされているビルド 21373066)

このリリースノートの追加事項や更新事項を確認してください。

新機能

VMware Cloud Director バージョン 10.4.1.1 リリースでは、バグの修正と、VMware Cloud Director アプライアンスの基本 OS と VMware Cloud Director のオープンソース コンポーネントのアップデートが提供されています。

ドキュメント

製品の完全なドキュメント セットを参照するには、「VMware Cloud Director のドキュメント」にアクセスしてください。

解決した問題

  • NEW: - NSX Edge Gateway に複数の仮想サービスを同時に追加すると、「Gateway busy」というエラー メッセージが表示される

    NSX Advanced ロード バランシングを使用する NSX Edge Gateway で、複数の仮想サービスを同時に追加すると、「Gateway busy」というエラー メッセージが表示され、一部のサービスが正常に作成されません。VMware Cloud Director では、失敗した仮想サービスのステータスについて「Critical」と表示され、これらの失敗した仮想サービスに対して操作を実行することができません。

  • VMware Cloud Director 10.4.1 へのアップグレード後、VMware Cloud Director の操作(仮想マシンのパワーオン/パワーオフなど)の完了に時間がかかる

    VMware Cloud Director 10.4.1 へのアップグレード後、VMware Cloud Director の操作(仮想マシンのパワーオン/パワーオフなど)の完了に時間がかかります。タスクのステータスが「Starting virtual machine」と表示され、何も実行されません。

    jms-expired-messages.logs ログ ファイルにエラーが表示されます。

    RELIABLE:LargeServerMessage & expiration=

  • VMware Cloud Director 10.4 からバージョン 10.4.1 へのアップグレード中にスタンバイ セルのアップグレードを行うと、「Failure: Error while running post-install scripts」というエラー メッセージと共に失敗する

    アップデート パッケージを使用して VMware Cloud Director アプライアンスをバージョン 10.4 からバージョン 10.4.1 にアップグレードすると、スタンバイ セルのアップグレードに失敗し、エラー メッセージが表示されます。

    Failure: Error while running post-install scripts

    update-postgres-db.log ログ ファイルにエラーが表示されます。

    > INFO: connecting to source node

    > DETAIL: connection string is: host=primary node ip user=repmgr

    > ERROR: connection to database failed

    > DETAIL:

    > connection to server at "primary node ip", port 5432 failed: could not initiate GSSAPI security context: Unspecified GSS failure.Minor >> code may provide more information: No Kerberos credentials available (default cache: FILE:/tmp/krb5cc_1002)

    > connection to server at "primary node ip", port 5432 failed: timeout expired

既知の問題

  • NEW: - バッキングの SCSI ディスク識別子が変更されると、VMware Cloud Director アプライアンス データベースのディスク サイズ変更スクリプトが失敗することがある

    データベースのディスク サイズ変更スクリプトは、バッキング データベースの SCSI ディスク ID が変更されていない場合にのみ正常に実行されます。何らかの理由で ID が変更された場合、スクリプトは正常に実行されたように見えますが実際には失敗しています。/opt/vmware/var/log/vcd/db_diskresize.log には、スクリプトが「No such file or directory」エラーで失敗したと記録されます。

    回避策:

    1. プライマリ セルに root として直接ログインするか、SSH クライアントを使用して接続します。

    2. lsblk --output NAME,FSTYPE,HCTL コマンドを実行します。

    3. database_vg-vpostgres パーティションを含むディスクを出力で探して、その ID をメモしておきます。ID は HCTL 列の下にあり、2:0:3:0 という形式です。

    4. db_diskresize.sh スクリプトで、手順 3 の ID を使用してパーティション ID を変更します。ID が 2:0:3:0 の場合の例を次に示します。

      echo 1 > /sys/class/scsi_device/2\:0\:2\:0/device/rescan

      この場合、上記の行の ID を 2:0:3:0 に変更する必要があります。

      echo 1 > /sys/class/scsi_device/2\:0\:3\:0/device/rescan
    5. 変更を保存したら、サイズ変更スクリプトを手動で再度呼び出すか、アプライアンスを再起動します。

  • NEW: - 自動検出された仮想マシンを VMware Cloud Director から削除すると、vApp 内の既存の仮想マシンが StrandedItems フォルダに移動され、名前が変更される

    自動検出された仮想マシンを VMware Cloud Director から削除すると、システムでは vApp 内にある既存の仮想マシンを vCenter Server の StrandedItems フォルダに移動します。さらに、仮想マシンの UUID の前にサフィックスを追加して、vCenter Server が管理する仮想マシンの名前を変更します。たとえば、vcentervm-1 (vm-uuid) のようになります。

    回避策:なし。

  • NEW: - VMware Cloud Director 10.4.1 以降へのアップグレードに失敗し、「Fix postgres user home directory」というエラーが表示される

    VMware Cloud Director 10.4.1 以降にアップグレードしようとすると失敗します。update-postures-db.log には次のエラーが記録されます。

    2023-05-15 16:38:01 | update-postgres-db.sh | Fix postgres user home directory
    usermod: user postgres is currently used by process 17236

    VMware Cloud Director アプライアンスで postgres ユーザーとしてログインしているその他のプロセスでは、PostgreSQL メジャー バージョンを 10 から 14 にアップグレードするスクリプトがブロックされることがあります。

    回避策:

    1. VMware Cloud Director のアップグレードを開始する前に、VMware Cloud Director アプライアンスで ps -u postgres を実行し、そのアプライアンスで postgres ユーザーとしてログインしているプロセスを探します。

    2. kill -9 <PID> を実行して、コマンドから返されたプロセスを停止します。PID はプロセスの一意の識別子です。

  • NEW: - システム組織の LDAP 構成との間での移行の実行後、ユーザーが一部の組織にログインできない

    ユーザーを共有システム組織の LDAP 構成から別の IDP ソースに(またはその逆に)移行した場合、そのユーザーは移行を実行した組織以外の組織にログインできません。たとえば、システム組織が TenantATenantB を管理し、すべての組織が共有システム組織の LDAP 構成から User1 をインポートする環境では、TenantA が SAML 構成を設定し、User1 を LDAP から SAML に移行した場合、User1 は SAML を介して TenantA にログインできますが、システム組織または TenantB にログインすることはできません。

    回避策:なし。

  • NEW: - vRealize Orchestrator ワークフローを VMware Cloud Director サービス ライブラリに公開すると、エラー メッセージが表示されて失敗する

    vRealize Orchestrator ワークフローを公開すると、「500 Server Error」というエラー メッセージが表示されて操作が失敗します。

    この問題は、API がワークフローの公開先となる個々のテナントごとに多数のリンクを返し、HTTP ヘッダーでオーバーフローが発生することが原因で発生します。

    回避策:ワークフローを公開するには、CURL または POSTMAN を使用して、HTTP ヘッダーのサイズ制限を引き上げ、API 要求を実行します。

  • NEW: - VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスを使用して、配置ポリシーを使用する新しい仮想マシンを作成すると、使用されている配置ポリシーで定義された仮想マシン グループに属するすべての仮想マシンが表示されなくなることがある

    VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスを使用して、特定の配置ポリシーを使用する新しい仮想マシンを作成すると、使用されている配置ポリシーで定義された仮想マシン グループにリストされたすべての仮想マシンがその仮想マシン グループに表示されなくなることがあります。

    回避策:仮想マシンはグループから削除されると、新しい仮想マシンの作成に使用した配置ポリシーに対して非準拠になります。仮想マシンをグループにリストアするには、使用されている配置ポリシーに対して各仮想マシンを手動で準拠させます。

  • NEW: - VMware Cloud Director サービス環境で VMware Cloud Director の VDC テンプレートを作成できない

    VMware Cloud Director サービスは、仮想データセンター (VDC) テンプレートをサポートしていません。プロバイダ タイプが NSX ネットワークまたは NSX Data Center for vSphere のプロバイダ VDC を持つ環境では、VDC テンプレートを使用できます。プロバイダ VDC のプロバイダ タイプは VMC ネットワークであるため、VMware Cloud Director サービス環境では VDC テンプレートを使用できません。

    回避策:なし。

  • VMware Cloud Director アプライアンスを起動すると、「[FAILED] Failed to start Wait for Network to be Configured. See 'systemctl status systemd-networkd-wait-online.service' for details」というメッセージが表示されます。

    このメッセージは誤って表示されており、ネットワークに関する実際の問題を示すものではありません。メッセージを無視して、通常どおりに VMware Cloud Director アプライアンスの使用を続行できます。

    回避策:なし。

  • コンソール プロキシ証明書を使用して VMware Cloud Director アプライアンスをリストアすると、リストアが失敗する

    VMware Cloud Director アプライアンス管理ユーザー インターフェイスで、アプライアンスをリストアし、選択したバックアップからこのノードにリストアする証明書を選択コンソール プロキシ チェック ボックスをオンにすると、リストアは失敗します。

    回避策:バージョン 10.4 以降では、コンソール プロキシと REST API は単一の証明書を使用します。バージョン 10.4.1 以降では、レガシー コンソール プロキシの実装はサポートされていないため、チェック ボックスを選択する必要はありません。コンソール プロキシ チェック ボックスを選択せずにリストア手順を繰り返します。

  • TKG クラスタの作成時に Tanzu Kubernetes バージョン 2.0 以降を選択できない

     テナントとして TKG クラスタを作成する際に、Tanzu Kubernetes クラスタ バージョン 2.0 以降を選択できません。 

    回避策:Tanzu Kubernetes 2.0 以降を提供して使用するには、VMware Cloud Director Container Service Extension 4.0 を使用します。

  • 組織 VDC 間の仮想マシンの移行が、リソース不足エラーで失敗することがある

    VMware Cloud Director が vCenter Server 7.0 Update 3h 以前で実行されている場合、仮想マシンを別の組織 VDC に再配置すると、ターゲットの組織 VDC でリソースが使用可能であっても、リソース不足エラーが発生して仮想マシンの移行が失敗することがあります。

    回避策:vCenter Server をバージョン 7.0 Update 3i 以降にアップグレードします。

  • 予約プール仮想データセンターを Flex 組織仮想データセンターに変換すると、仮想マシンが非準拠になる

    予約プール割り当てモデルを使用する組織仮想データセンターで、一部の仮想マシンに CPU とメモリのゼロ以外の予約、CPU とメモリの無制限でない構成、またはその両方がある場合、Flex 組織仮想データセンターに変換した後でこれらの仮想マシンは非準拠になります。仮想マシンを再び準拠状態にしようと試みると、システムは予約と制限に関して誤ったポリシーを適用して、CPU およびメモリの予約をゼロに設定し、制限を [制限なし] に設定します。

    回避策:

    1. システム管理者が、正しい構成の仮想マシン サイジング ポリシーを作成する必要があります。

    2. システム管理者が、変換後の Flex 組織仮想データセンターに新しい仮想マシン サイジング ポリシーを発行する必要があります。

    3. テナントは、VMware Cloud Director API または VMware Cloud Director テナント ポータルを使用して、Flex 組織 VDC 内の既存の仮想マシンに仮想マシン サイジング ポリシーを割り当てることができます。

  • VMware Cloud Director テナント ポータルのユーザー インターフェイスに、vSAN ストレージ ポリシーの IOPS の制限と予約が表示されない

    vSAN では、vSAN ストレージ ポリシーの IOPS の制限を自身で管理します。そのため、VMware Cloud Director テナント ポータルのユーザー インターフェイスには、vSAN ストレージ ポリシーの IOPS の予約と制限が表示されず、それらの値を変更できません。

    回避策:なし。

  • FIPS モードが有効な場合、無効なバージョン エラーが表示されて VMware Cloud Director アプライアンスのアップグレードが失敗する

    VMware Cloud Director バージョン 10.3.x 以降では、FIPS モードを有効にすると、次のエラーが発生して VMware Cloud Director アプライアンスのアップグレードは失敗します。

    Failure: Installation failed abnormally (program aborted), the current version may be invalid.

    回避策:

    1. VMware Cloud Director アプライアンスをアップグレードする前に、サーバ グループと VMware Cloud Director アプライアンスのセルで FIPS モードを無効にします。VMware Cloud Director アプライアンスでの FIPS モードの有効化または無効化を参照してください。

    2. /etc/vmware/system_fips ファイルがどのアプライアンスにも存在しないことを確認します。

    3. VMware Cloud Director アプライアンスをアップグレードします。

    4. FIPS モードを再度有効にします。

  • Invalid command-line arguments. Missing argument for option: consoleproxy-cert エラーが発生してアプライアンス バックアップからのリストアが失敗することがある

    clear-console-proxy-settings CMT コマンドを実行してからアプリケーションのバックアップを作成し、その後、バックアップからコンソール プロキシ証明書をリストアするように選択した場合、「Invalid command-line arguments. Missing argument for option: consoleproxy-cert」エラーが発生してリストア プロセスは失敗します。

    この問題が発生するのは、コンソール プロキシの設定をクリアするコマンドによってコンソール プロキシ証明書が削除され、バックアップのコンソール プロキシ設定が見つからなくなるためです。コンソール プロキシ証明書がバックアップに含まれていない場合は、リストアできません。

    コンソール プロキシ設定がクリアされている場合は、コンソール プロキシ証明書のリストアを選択せずに、アプライアンスのリストアを実行します。

  • VMware Cloud Director コンソール プロキシ、OVF とメディアのアップロード、仮想マシンのパワーオンが失敗する

    VMware Cloud Director 10.4 は、vSphere Certificate Authority (CA) を VMware Cloud Director 信頼メカニズムに組み込むことで、ESXi を含むすべての vSphere インフラストラクチャ コンポーネントとの SSL 接続を強化します。特定の状況で、vSphere エンドポイントと vSphere CA で異なるトラスト アンカーが使用され、VMware Cloud Director が vSphere からの複数のトラスト アンカーを信頼する必要があります。vSphere CA が信頼されないと、VMware Cloud Director の一部の機能は動作しません。

    vSphere 統合を完了するには、KB78885を参照してください。trust-infra-certs CMT コマンドを実行して、必要なすべての証明書を信頼することもできます。vSphere リソースからのエンドポイント証明書のインポートを参照してください。

  • VMware Cloud Director API で、以前に登録した NSX Advanced Load Balancer コントローラ インスタンスのライセンス タイプを表示および編集できない

    VMware Cloud Director API で、以前に登録した NSX Advanced Load Balancer コントローラ インスタンスのライセンスを表示および編集することはできません。これは、VMware Cloud Director 10.4 では、柔軟性を高めるために、サービス エンジン グループ レベルで Standard 機能セットと Premium 機能セットのいずれかを選択するようにコントローラ ライセンス タイプが置き換わっているためです。

    回避策:サービス エンジン グループと Edge Gateway の supportedFeatureSet パスを使用して、使用可能な機能を有効または無効にします。

  • [取り残されたアイテムの削除] ウィンドウで [OK] をクリックして VMware Cloud Director で取り残されたアイテムを削除しようとすると、ウィンドウが応答しなくなる

    [取り残されたアイテムの削除] ウィンドウで [OK] をクリックして VMware Cloud Director で取り残されたアイテムを削除しようとすると、ウィンドウが応答しなくなります。この問題は、VMware Cloud Director インスタンスとのネットワーク接続が低速な場合に発生します。取り残されたアイテムの取得には最大で 5 分かかることがあり、その間ユーザー インターフェイスは応答しません。[キャンセル] ボタンをクリックするとウィンドウは閉じますが、アイテムの削除はキャンセルされません。

    回避策:ウィンドウが自動的に閉じるのを待ちます。

  • プロバイダ VDC の VMware Cloud on AWS ネットワーク プールのみを使用している場合、VDC テンプレートを作成してテンプレートから VDC をインスタンス化できない

    プロバイダ VDC の VMware Cloud on AWS でバッキングされているプロバイダ ネットワーク プールのみを使用している場合、VDC テンプレートを作成してテンプレートから VDC をインスタンス化することはできません。

    この問題は、VDC テンプレートの作成とインスタンス化が、NSX-T Data Center および NSX Data Center for vSphere でバッキングされているプロバイダ VDC でのみサポートされることが原因で発生します。

    なし。

  • 暗号化された vSAN ストレージ ポリシーで新しい仮想マシンを作成すると、「Invalid storage policy for encryption operation」というエラー メッセージが表示されて失敗する

    新しい仮想マシンの作成時に、仮想マシンのストレージ ポリシーを vSAN 暗号化済みとして指定し、仮想マシン ハード ディスクのストレージ ポリシーを非暗号化と非 vSAN の両方として指定すると、操作が失敗し、エラー メッセージが表示されます。

    Invalid storage policy for encryption operation

    1. 仮想マシンと仮想マシンのハード ディスクのストレージ ポリシーを vSAN 暗号化にしてください。

    2. 仮想マシンが正常にデプロイされたら、仮想マシンのハード ディスク ストレージ ポリシーを非暗号化と非 vSAN に更新してください。詳細については、仮想マシン プロパティの編集を参照してください。

  • VMware OVF Tool バージョン 4.4.3 以前で VMware Cloud Director に接続できない

    OVF Tool バージョン 4.4.3 以前で VMware Cloud Director に接続すると、次のエラーが発生します。Error: No supported vCloud version was foundこの問題は、VMware Cloud Director 10.4 での API の変更により、API が組織内の一部の仮想データセンターにリンクを返さなくなったことが原因で発生します。

    回避策:OVF Tool 4.5.0 にアップグレードします。VMware OVF Tool リリース ノートを参照してください。

  • VMware PowerCLI 12.7.0 以前で VMware Cloud Director にログインできない

    VMware PowerCLI バージョン 12.7.0 以前で VMware Cloud Director にログインすると、次のエラーが発生します。「NOT_ACCEPTABLE: The request has invalid accept header: Invalid API version requested.」この問題は、13.0.0 より前のバージョンの VMware PowerCLI が 33.0 以降の VMware Cloud Director API バージョンをサポートしていないことが原因で発生します。VMware 製品の相互運用性マトリックスを参照してください。

    回避策:VMware PowerCLI をバージョン 13.0.0 にアップグレードします。

  • VMware Cloud Director が、アップグレードされた vCenter Server インスタンスに対して古いバージョンを表示する

    vCenter Server インスタンスを新しいバージョンにアップグレードした後、VMware Cloud Director の vCenter Server インスタンスのリストには、アップグレードされたインスタンスの古いバージョンが表示されます。

    vCenter Server インスタンスと VMware Cloud Director 間の接続をリセットします。『VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal ガイド』の「vCenter Server インスタンスの再接続」を参照してください。

  • ブラウザで [LDAP] ページを更新しても、同じページに戻らない

    Service Provider Admin Portal では、ブラウザで [LDAP] ページを更新すると、[LDAP] ページには戻らず、プロバイダ ページに移動します。

    回避策:なし。

  • NetApp ストレージ アレイから NFS データストアをマウントすると、VMware Cloud Director アプライアンスの初期構成中にエラー メッセージを表示して失敗する

    VMware Cloud Director アプライアンスの初期構成中に、NetApp ストレージ アレイから NFS データストアを構成すると、次のエラー メッセージが表示されて操作は失敗します。

    Backend validation of NFS failed with: is owned by an unknown user

    回避策:VMware Cloud Director Appliance API を使用して VMware Cloud Director アプライアンスを構成します。

  • サイズの大きい vApp テンプレートの同期中に、サブスクライブ済みカタログの同期がタイムアウトになる

    外部カタログにサイズの大きい vApp テンプレートが含まれている場合、サブスクライブ済みカタログと外部カタログの同期がタイムアウトになります。この問題は、タイムアウト設定がデフォルト値の 5 分に設定されている場合に発生します。

    回避策:セル管理ツールの manage-config サブコマンドで、タイムアウト設定を更新します。

    ./cell-management-tool manage-config -n transfer.endpoint.socket.timeout -v [timeout-value]

  • VMware Cloud Director 10.3.2a にアップグレードした後に外部ネットワークのリストを開くと、警告メッセージが表示される

    外部ネットワークのリストを開く際に、VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスに次の警告メッセージが表示されます。

    One or more external networks or T0 Gateways have been disconnected from its IP address data.

    これは、VMware Cloud Director 10.3.2 にアップグレードする前に 外部ネットワークが Classless Inter-Domain Routing (CIDR) 構成から切断されるために発生します。

    回避策:この問題の回避策の支援は、VMware グローバル サポート サービス (GSS) にお問い合わせください。

  • IP プリフィックス リストでネットワーク値として any を構成すると、エラー メッセージが表示される

    IP プリフィックス リストの作成時、任意のルートを拒否または許可する際に [ネットワーク] の値を any に構成すると、ダイアログ ボックスにエラー メッセージが表示されます。

    "any" is not a valid CIDR notation. A valid CIDR is a valid IP address followed by a slash and a number between 0 and 32 or 64, depending on the IP version.

    回避策:[ネットワーク] テキスト ボックスを空白のままにします。

  • vRealize Orchestrator 8.x を使用している場合、ワークフローの非表示の入力パラメータが VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスに自動的にポピュレートされない

    vRealize Orchestrator 8.x の使用時に、ワークフローを VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスから実行すると、非表示の入力パラメータが VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスに自動的にポピュレートされません。

    回避策:ワークフローの入力パラメータの値にアクセスするには、実行するワークフローと同じ入力パラメータ値を持つ vRealize Orchestrator アクションを作成する必要があります。 

    1. vRealize Orchestrator Client にログインし、[ライブラリ] > [ワークフロー] の順に移動します。

    2. [入力フォーム] タブを選択し、右側の [値] をクリックします。

    3. [値オプション] ドロップダウン メニューから [外部ソース] を選択し、[アクション入力] を入力して [保存] をクリックします。

    4. VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスでワークフローを実行します。

  • スタンバイ アプライアンスで vpostgres プロセスの開始に失敗する

    スタンバイ アプライアンスの vpostgres プロセスが開始に失敗し、PostgreSQL ログに次のようなエラーが記録されます。FATAL: hot standby is not possible because max_worker_processes = 8 is a lower setting than on the master server (its value was 16).この問題は、PostgreSQL では、スタンバイ ノードにプライマリ ノードと同一の max_worker_processes 設定が必要になるために発生します。VMware Cloud Director は、各アプライアンス仮想マシンに割り当てられた vCPU の数に基づいて、max_worker_processes 設定を自動的に構成します。スタンバイ アプライアンスの vCPU 数がプライマリ アプライアンスよりも少ない場合、エラーが発生します。

    回避策:同じ数の vCPU を使用して、プライマリ アプライアンスとスタンバイ アプライアンスをデプロイします。

  • VMware Cloud Director API 呼び出しで vCenter Server 情報を取得すると、UUID ではなく URL が返される

    この問題は、VMware Cloud Director バージョン 10.2.1 以前への最初の登録に失敗した vCenter Server インスタンスで発生します。これらの vCenter Server インスタンスに対し、API 呼び出しを行って vCenter Server 情報を取得すると、VMware Cloud Director API が誤って想定された UUID ではなく URL を返します。

    回避策:vCenter Server インスタンスを VMware Cloud Director に再接続します。

  • VMware Cloud Director 10.3.x から VMware Cloud Director 10.4 にアップグレードすると、Connection to sfcbd lost というエラー メッセージが表示される

    VMware Cloud Director 10.3.x から VMware Cloud Director 10.4 にアップグレードすると、アップグレード操作で次のエラー メッセージが表示されます。

    Connection to sfcbd lost. Attempting to reconnect

    回避策:エラー メッセージを無視して、アップグレードを続行できます。

  • FIPS モードを使用時に、OpenSSL で生成された PKCS8 ファイルのアップロードがエラーで失敗する

    OpenSSL は FIPS 準拠のプライベート キーを生成できません。VMware Cloud Director が FIPS モードで、OpenSSL を使用して生成された PKCS8 ファイルをアップロードすると、「Bad request: org.bouncycastle.pkcs.PKCSException: unable to read encrypted data: ... not available: No such algorithm: ...」エラーまたは「salt must be at least 128 bits」エラーでアップロードが失敗します。

    回避策:FIPS モードを無効にして PKCS8 ファイルをアップロードします。

  • Kubernetes Container Clusters プラグインを使用して Tanzu Kubernetes クラスタを作成すると失敗する

    Kubernetes Container Clusters プラグインを使用して Tanzu Kubernetes クラスタを作成する場合は、Kubernetes のバージョンを選択する必要があります。ドロップダウン メニューのバージョンの中には、バッキングしている vSphere インフラストラクチャと互換性のないものがあります。互換性のないバージョンを選択すると、クラスタの作成が失敗します。

    回避策:失敗したクラスタのレコードを削除し、互換性のある Tanzu Kubernetes バージョンを使用して再試行してください。Tanzu Kubernetes と vSphere の非互換性の詳細については、「vSphere with Tanzu 環境の更新」を参照してください。

  • 組織内にサブスクライブされているカタログがある場合、VMware Cloud Director をアップグレードすると、カタログの同期に失敗する

    アップグレード後、組織内にサブスクライブされているカタログがある場合、VMware Cloud Director は公開されたエンドポイント証明書を自動的に信頼しません。証明書を信頼していない場合、コンテンツ ライブラリの同期に失敗します。

    回避策:各カタログ サブスクリプションの証明書を手動で信頼します。カタログ サブスクリプションの設定を編集する際、[初回使用時に信頼する (TOFU)] ダイアログが表示され、リモート カタログ証明書を信頼するように求められます。

    証明書の信頼に必要な権限を持っていない場合は、組織管理者に確認します。

  • VMware Cloud Director をアップグレードして、Tanzu Kubernetes クラスタの作成を有効にすると、自動生成されたポリシーが使用不能になり、ポリシーを作成または公開できなくなる

    VMware Cloud Director をバージョン 10.3.1 に、vCenter Server をバージョン 7.0.0d 以降にアップグレードし、スーパーバイザー クラスタによってバッキングされるプロバイダ仮想データセンター (VDC) を作成すると、VMware Cloud Director で VDC の横に Kubernetes のアイコンが表示されます。ただし、新しいプロバイダ仮想データセンターには自動生成された Kubernetes ポリシーがありません。Kubernetes ポリシーを作成するか、組織仮想データセンターに公開しようとしても、使用可能なマシン クラスはありません。

    回避策:対応する Kubernetes エンドポイント証明書を手動で信頼します。VMware のナレッジベースの記事 83583 を参照してください。

  • ラテン文字以外の文字を含む Kubernetes クラスタ名を入力すると、[新規クラスタの作成] ウィザードの [次へ] ボタンが無効になる

    Kubernetes Container Clusters プラグインは、ラテン文字のみをサポートしています。ラテン文字以外の文字を入力すると、次のエラーが表示されます。

    Name must start with a letter and only contain alphanumeric or hyphen (-) characters. (Max 128 characters).

    回避策:なし。

  • NFS のダウンタイムによって VMware Cloud Director アプライアンスのクラスタ機能が誤動作することがある

    NFS 共有に空きがない、または読み取り専用になっているなどの理由で NFS が使用できない場合、アプライアンスのクラスタ機能が誤動作する可能性があります。NFS が停止している、またはアクセスできない場合、HTML5 ユーザー インターフェイスは応答しません。影響を受ける可能性のあるその他の機能として、障害が発生したプライマリ セルのフェンス、スイッチオーバー、スタンバイ セルの昇格などがあります。NFS 共有ストレージを正しく設定する方法については、「VMware Cloud Director アプライアンスに対する転送サーバ ストレージの準備」を参照してください。

    回避策: 

    • NFS の状態を read-only にならないように修正します。

    • NFS 共有に空きがない場合は、クリーンアップします。

  • vCenter Server バージョン 6.5 以前で名前付きディスクを暗号化すると、エラーが発生して失敗する

    vCenter Server インスタンス バージョン 6.5 以前の場合、新規または既存の名前付きディスクを暗号化が有効になっているポリシーに関連付けると、操作が失敗し、「Named disk encryption is not supported in this version of vCenter Server.」というエラーが表示されます。

    回避策:なし。

  • VMware vSphere Storage APIs Array Integration (VAAI) 対応 NFS アレイ上、または vSphere Virtual Volumes (VVols) 上に作成されている高速プロビジョニングされた仮想マシンを統合できない

    ネイティブ スナップショットが使用されている場合、高速プロビジョニングされた仮想マシンのインプレイス統合はサポートされません。VAAI 対応データストアおよび VVols では、ネイティブ スナップショットが常に使用されます。高速プロビジョニングされた仮想マシンがこれらのいずれかのストレージ コンテナにデプロイされている場合、その仮想マシンを統合することはできません。

    回避策:"VAAI 対応 NFS または VVols を使用する組織仮想データセンターで高速プロビジョニングを有効にしてはいけません。 "VAAI または VVol のデータストアにスナップショットを持つ仮想マシンを統合するには、その仮想マシンを別のストレージ コンテナに再配置します。

  • 仮想マシンに IPv6 NIC を追加し、同じ仮想マシンに IPv4 NIC を追加すると、IPv4 の North-South トラフィックが切断される

    HTML5 ユーザー インターフェイスを使用して、最初に IPv6 NIC を追加するか、IPv6 NIC を仮想マシンのプライマリ NIC として構成した後、同じ仮想マシンに IPv4 NIC を追加すると、IPv4 の North-South 通信が切断されます。

    回避策:最初に IPv4 NIC を仮想マシンに追加してから、IPv6 NIC を追加する必要があります。

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