VMware Cloud Director アプライアンス バージョン 10.2.2 以降は、FIPS 準拠モードで実行できます。アプライアンスとセルの FIPS モードを表示できます。

VMware Cloud Director アプライアンスを使用している場合に、VMware Cloud Director アプライアンスを FIPS 準拠モードで実行するには、アプライアンス FIPS モードとセル FIPS モードの両方を管理する必要があります。

  • アプライアンス FIPS モードは、基盤となるアプライアンス OS、組み込みデータベース、およびさまざまなシステム ライブラリのモードです。
  • セル FIPS モードは、各アプライアンスで実行されている VMware Cloud Director セルのモードです。
表 1. FIPS モードの状態
健全性 説明
緑色のチェック マーク アプライアンスとセルの FIPS モードが一致します。どちらのモードもオンまたはオフです。
黄色の感嘆符 セルの FIPS モードは、Pending restart の状態です。アプライアンス API を使用して、アプライアンスの FIPS モードを有効または無効にします。アプライアンスの FIPS モードを変更すると、VMware Cloud Director のセル サービスも自動的に再起動されます。
赤色の感嘆符 VMware Cloud Director アプライアンスはセル FIPS モードを特定できません。アプライアンスで停止している VMware Cloud Director サービスがあると、セル FIPS モードが不確定になることがあります。

前提条件

VMware Cloud Director アプライアンスでの FIPS モードの有効化または無効化

手順

  1. https://primary_eth1_ip_address:5480 でアプライアンス管理ユーザー インターフェイスに root としてログインします。
  2. 左側のパネルで [システム構成] を選択します。
  3. 各ノードのアプライアンスおよびセル FIPS モードのステータスを表示します。