1 つ以上の Linux サーバの VMware Cloud Director ソフトウェアをインストールすることで、VMware Cloud Director サーバ グループを作成できます。最初のグループ メンバーをインストールして構成すると、グループに追加メンバーを構成するときに使用する応答ファイルが作成されます。

この手順は、新しいインストールのみに適用します。既存の  VMware Cloud Director インストールをアップグレードする場合は、 Linux での VMware Cloud Director のアップグレードを参照してください。
重要: Linux 上の VMware Cloud Director インストールおよび VMware Cloud Director アプライアンス環境を 1 つのサーバ グループ内で混在させることはできません。

バージョン 10.1 以降では、サービス プロバイダとテナントは VMware Cloud Director API を使用してリモート サーバへの接続をテストし、サーバ ID を SSL ハンドシェイクの一部として検証できます。VMware Cloud Director ネットワーク接続を保護するために、VMware Cloud Director API を使用して接続テストを行っているテナントからは到達できない内部ホストの拒否リストを構成します。VMware Cloud Director のインストールまたはアップグレードの後、テナントに VMware Cloud Director へのアクセスを許可する前に、拒否リストを構成します。テスト接続拒否リストの構成を参照してください。

前提条件

  • サーバ グループのターゲット サーバがVMware Cloud Director のハードウェアおよびソフトウェア要件を満たしていることを確認します。
  • サーバ グループのターゲット サーバの各エンドポイントに対する SSL 証明書を作成したことを確認します。SSL 証明書へのパス名のすべてのディレクトリは、ユーザーから読み取り可能である必要があります。すべてのメンバーで /tmp/cert.pem や /tmp/cert.key などの同一の証明書パスとキー パスを使用すると、インストール プロセスが簡素化されます。Linux 上の VMware Cloud Director に SSL 証明書を作成する前にを参照してください。
  • VMware Cloud Director サーバ グループのすべてのターゲット サーバからアクセス可能な NFS またはその他の共有ストレージ ボリュームを準備していることを確認します。Linux での VMware Cloud Director の転送サーバ ストレージの準備を参照してください。
  • グループ内のすべてのサーバからアクセス可能な VMware Cloud Director データベースを作成したことを確認します。『Linux での VMware Cloud Director の外部 PostgreSQL データベースの構成』を参照してください。データベース サーバを再起動するとデータベース サービスが開始することを確認します。
  • すべての VMware Cloud Director サーバ、データベース サーバ、すべての vCenter Server システム、および関連する NSX Manager インスタンスが、VMware Cloud Director のネットワーク構成要件で説明されているように環境内の各ホスト名を解決できることを確認します。
  • すべての VMware Cloud Director サーバーとデータベース サーバーが、VMware Cloud Director のネットワーク構成要件にある許容値の範囲内でネットワーク タイム サーバーと同期していることを確認します。
  • ユーザーまたはグループを LDAP サービスからインポートする予定がある場合、サービスが各 VMware Cloud Director サーバーにアクセスできることを確認します。
  • ネットワーク セキュリティの要件に示されているように、ファイアウォール ポートを開きます。VMware Cloud Director システムと vCenter Server システムの間でポート 443 が開いている必要があります。

次のタスク

サーバ グループのデータベースをシステム管理者のアカウントと関連情報で初期化するには、セル管理ツールの system-setup コマンドを使用します。『 VMware Cloud Director インストール環境の構成』を参照してください。