VMware Cloud Director 10.2.2 以降では、ポーリングを行うように VMware Cloud Director SNMP エージェントを構成すると、SNMP 管理クライアント システムからの要求(GETGETNEXTGETBULK 要求など)を待機し、応答できるようになります。

デフォルトで、組み込み SNMP エージェントは、UDP ポート 161 で管理システムからのポーリング要求を待機します。 vicfg-snmp --port コマンドを使用して、代替ポートを構成できます。SNMP エージェントのポートと他のサービスのポート間の競合を回避するには、 https://ports.vmware.com/home/VMware-Cloud-Directorを参照してください。

前提条件

snmpd サービスを開始および停止すると、VMware-SNMP によってポーリング元のポートがそれぞれ有効および無効になるため、Net-SNMP と連携する既存のファイアウォール ルールを削除する必要があります。

手順

  1. 管理者権限を持つユーザーとして アプライアンス シェルにログインします。
  2. 次のコマンドを実行して、SNMP を無効にします。
    vicfg-snmp --disable
  3. SNMP エージェントがポーリング要求の待機に使用するポートを変更するには、次のコマンドを実行します。
    vicfg-snmp --port port_number