スタンバイ セルが適切に実行されていない場合、障害からリカバリするには、新規スタンバイ セルをデプロイします。
いずれかのスタンバイ セルの状態が Not reachable
または Failed
である場合、新規セルをデプロイできます。クラスタ内のセルの状態を表示するには、VMware Cloud Director アプライアンス クラスタの健全性とフェイルオーバー モードの表示 を参照してください。
このワークフローを使用することで、新しいスタンバイをデプロイするときに、障害が発生したスタンバイの IP アドレスとホスト名を再利用できます。
- 可能であれば、セル管理ツールを使用して VMware Cloud Director プロセスをシャットダウンします。障害が発生したスタンバイ セルから次のコマンドを実行します。
/opt/vmware/vcloud-director/bin/cell-management-tool -u <admin username> cell --shutdown
- 障害が発生したスタンバイ仮想マシンをパワーオフします。
- 障害のあるスタンバイ セル以外のセルからアプライアンス API Unregister メソッドを使用して、repmgr 高可用性クラスタから失敗したスタンバイ セルを削除します。VMware Cloud Director アプライアンス API のドキュメントを参照してください。
- Service Provider Admin Portal を使用して、障害のあるスタンバイ アプライアンスを VMware Cloud Director サーバ グループから削除します。
- 上部ナビゲーション バーの [リソース] で [クラウド リソース] を選択します。
- 左側のパネルで [クラウド セル] をクリックします。
- 無効なセルを選択し、[登録解除] をクリックします。
- 障害のあるスタンバイ セルの IP アドレスと DNS 名を再利用する場合は、障害のあるスタンバイをパワーオフ状態のままにするか、削除する必要があります。
- 新しいスタンバイ アプライアンスをデプロイします。vSphere Client を使用してアプライアンスをデプロイすることも、VMware OVF Tool を使用してアプライアンスをデプロイすることもできます。
新しいスタンバイをデプロイした後に、クラスタの健全性は 健全 になっている必要があります。
- クラスタ フェイルオーバー モードを
Automatic
にリセットするには、障害のあるスタンバイ セル以外のセルからアプライアンス API Failover メソッドを使用します。VMware Cloud Director アプライアンス API のドキュメントを参照してください。自動フェイルオーバー モードの詳細については、VMware Cloud Director アプライアンスの自動フェイルオーバーを参照してください。
- リストア前に VMware Cloud Director アプライアンス FIPS モードがオンだった場合は、VMware Cloud Director アプライアンス API を使用して再設定する必要があります。
セルの FIPS モードが自動的にリストアされます。