VMware Cloud Director 環境内の VMware Cloud Director セルの有効な IP アドレスと DNS エントリを表示および更新するには、VMware Cloud Director API を使用します。

問題

ログイン成功後に、VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal または VMware Cloud Director Tenant Portal にアクセスすることはできません。

ログイン画面に認証情報を入力すると、次のエラー メッセージが表示されます。「起動に失敗しました。初期化中にエラーが発生しました。このエラーは、サポート対象外のパブリック URL を使用してアプリケーションにアクセスしている、または接続に問題が発生していることが原因であることがあります。

原因

VMware Cloud Director は、Cross-Origin Resource Sharing (CORS) フィルタの実装を使用して、Service Provider Admin Portal および VMware Cloud Director Tenant Portal にアクセスする際に使用できる有効なすべてのエンドポイントのリストを維持します。

CORS フィルタ リストは、セルの設定中に入力および更新されます。このリストには、サーバ グループ内のすべてのセルの IP アドレスと DNS 名を含む HTTP および HTTPS エントリが格納されています。また、VMware Cloud Director サーバ グループにあるロード バランサで使用されるパブリック IP アドレスも格納されています。

アプライアンス環境のセル設定中に、VMware Cloud Director セルの DNS 名を使用してリストが更新されることはありません。また、セルの DNS 名を使用してセルにアクセスすることはできません。

前提条件

関連する VMware Cloud Director API ドキュメントについて理解しておきます。

解決方法

  1. https://{api_host}/cloudapi/1.0.0/site/settings/cors API エンドポイントに、適切なヘッダーを含む GET 要求を実行します。

    システム出力は、サーバ グループ内のすべてのセルの IP アドレスと DNS 名を含む HTTP および HTTPS エントリからなるリストです。ロード バランサが使用するパブリック IP アドレスも含まれています。IP アドレスは VMware Cloud Director サーバ グループの前に配置されています。

  2. (オプション) リストを編集して、API エンドポイントに対する PUT 要求を作成します。