予約プール割り当てモデルでは、割り当てたすべてのリソースが組織 VDC に直ちにコミットされます。組織内のユーザーは、個々の仮想マシンに予約、制限、および優先順位の設定を指定して、オーバーコミットメントを制御できます。

このモデルではリソース プールとサブリソース プールがそれぞれ 1 つずつしかないため、配置エンジンがパワーオン時に仮想マシンのリソース プールを再割り当てすることはありません。仮想マシンのレートおよび制限は修正されません。

予約プール モデルでは、必要な時は常にソースを使用できます。また、このモデルでは、仮想マシンのレート、制限および共有の微調整も可能です。これにより、入念な計画を行えば、予約済みリソースを最大限に活用できるようになります。

このモデルでは、予約は常にプライマリ クラスタで行われます。プライマリ クラスタに組織仮想データセンターを作成するための十分なリソースがない場合、組織仮想データセンターの作成は失敗します。

このモデルのその他の制限事項としては、柔軟性のなさや、組織ユーザーが仮想マシンの共有、レートおよび制限を最適に設定できない可能性があり、リソースの活用不足に繋がるといった点が挙げられます。