カタログへのスタンドアロン仮想マシンの追加

スタンドアロン仮想マシン (VM) は、それぞれが 1 つの仮想マシンを備えた vApp です。その vApp をカタログに追加することで、特定の vApp を vApp テンプレートに変換します。

スタンドアロン仮想マシンをカタログに追加すると、vApp テンプレートにソース仮想マシンの配置ポリシーとサイジング ポリシーが変更不可のタグとして含まれます。

Trusted Platform Module (TPM) デバイスを備えた仮想マシンの詳細については、仮想マシンの操作を参照してください。

前提条件

• この操作には、事前定義の vApp 作成者ロールに含まれている権限、またはそれに相当する権限が必要です。

• 組織には、1 つのカタログおよび使用可能な容量のある仮想データセンターが必要です。

• VMware Cloud Director 10.4.2 以降で、Trusted Platform Module (TPM) デバイスを備えた仮想マシンを追加する場合は、TPM をサポートする仮想データセンターがその仮想マシンをバッキングしていることを確認します。

手順

1. [仮想データセンター] ダッシュボード画面で、確認する仮想データセンターのカードをクリックし、左側のパネルから [仮想マシン] を選択します。
2. をクリックしてカード ビュー内のリストを表示し、必要に応じて [検索先] ドロップダウン メニューから仮想マシンのリストを調整します。
3. 移動するマシンの [アクション] メニューから [テンプレートの作成] を選択します。
   注： スタンドアロン仮想マシンは、その仮想マシンが実行状態であってもカタログに追加できます。ただし、実行中の仮想マシンを選択すると、vApp テンプレートとしてカタログに追加され、その仮想マシンはサスペンド状態になります。
4. [カタログ] ドロップダウン メニューからターゲット カタログを選択します。
5. vApp テンプレートの名前と、オプションで説明を入力します。
6. （オプション） 既存の vApp テンプレートを新規のカタログ項目で上書きする場合は、[カタログ項目の上書き] を選択し、上書きするカタログ項目を選択します。
   たとえば、新しいバージョンの vApp をカタログにアップロードする場合、古いバージョンを上書きすることができます。
7. テンプレートの使用方法を指定します。
   この設定は、vApp テンプレートに基づいて vApp を作成するときに適用されます。このテンプレートから個々の仮想マシンを使用して vApp を構築する場合には、このオプションは無視されます。

   オプション	説明
   同一のコピーを作成	vApp テンプレートから vApp を作成する場合に、vApp の同一のコピーを作成するために選択します。
   仮想マシン設定をカスタマイズ	vApp テンプレートから vApp を作成する場合に、仮想マシン設定のカスタマイズを有効にするときに選択します。

8. VMware Cloud Director 10.4.2 以降で、仮想マシンに TPM デバイスがある場合は、そのデバイスをコピーするか置き換えるかを選択します。

   TPM デバイスをコピーする場合は、クローンした仮想マシンに、同じシークレットを使用する、デバイスの同一のコピーを作成します。同じシークレットを使用しないと仮想マシンが動作しない場合は、このオプションの使用が必要になることがあります。置き換えオプションを使用する場合は、クローンした仮想マシンに、新しいシークレットを使用する TPM デバイスを作成します。TPM デバイスを置き換えると、同じシークレットを使用するデバイスが少なくなるため、仮想マシンのセキュリティが向上します。

9. [OK] をクリックします。

結果

指定したカタログに vApp テンプレートが表示されます。