VMware Cloud Director アプライアンスのデプロイ時、アプライアンスへの SSH アクセスは無効のままにすることも、有効にすることもできます。デプロイ後、SSH アクセスの設定を切り替えることができます。

SSH デーモンがアプライアンスで実行されるのは、データベース HA 機能に使用される場合と、リモートの root ログインの場合です。root ユーザーの SSH アクセスは無効にすることができます。データベース HA 機能のための SSH アクセスは変更されません。

前提条件

OVF プロパティを永続的に変更するには、vSphere ユーザー インターフェイスを使用して OVF プロパティの値を変更する必要があります。『vSphere 仮想マシン管理』ガイドの「vApp プロパティの構成」トピックを参照してください。

手順

  1. テストなどの目的で、OVF プロパティを一時的に変更する場合は、VMware Cloud Director のプロパティを変更します。
    1. VMware Cloud Director アプライアンス コンソールに、root として直接ログインするか、SSH クライアントを使用して接続します。
    2. root による SSH アクセスを有効または無効にするためのスクリプトを実行します。
      • root による SSH アクセスを有効にするには、/opt/vmware/appliance/bin/enable_root_login.sh スクリプトを実行します。
      • root による SSH アクセスを無効にするには、/opt/vmware/appliance/bin/disable_root_login.sh スクリプトを実行します。
  2. OVF プロパティを永続的に変更するには、vSphere ユーザー インターフェイスを使用して vcloudapp.enable_ssh.VMware_vCloud_Director プロパティの値を設定します。
    注: vSphere のプロパティ値を変更するには、仮想マシンをパワーオフする必要があります。
    • SSH を有効にするには、vcloudapp.enable_ssh.VMware_vCloud_Director の値を True に設定します。
    • SSH を無効にするには、vcloudapp.enable_ssh.VMware_vCloud_Director の値を False に設定します。