プロバイダ ゲートウェイで IP アドレス空間を使用している場合、プロバイダ ゲートウェイに Border Gateway Protocol (BGP) 接続を構成できます。

構成できる一連の機能には、BGP ルート マップと BGP コミュニティがあります。つまり、ルート再配分の構成を追加で指定できます。プロバイダ ゲートウェイで定義されている IP プリフィックスとコミュニティ リストを使用してルート マップを構成できます。

VRF ゲートウェイによってバッキングされるプロバイダ ゲートウェイでは、グレースフル リスタート設定は読み取り専用です。これらの設定は、NSX の親 Tier-0 で編集できます。

NSX 4.1 以降のバージョンを使用している場合、VRF ゲートウェイによってバッキングされているプロバイダ ゲートウェイのローカル AS 番号を編集できます。以前のバージョンでは、ローカル AS 番号の設定は読み取り専用であり、NSX の親 Tier-0 のシステム管理者が構成できます。

前提条件

  • プロバイダ ゲートウェイで IP アドレス空間が使用されていることを確認します。
  • 制限付きのプロバイダ ゲートウェイ BGP:表示および制限付きのプロバイダ BGP:管理の権限が自分に割り当てられていることを確認します。

手順

  1. 上部ナビゲーション バーで [リソース] を選択し、[クラウド リソース] をクリックします。
  2. 左側のペインで [プロバイダ ゲートウェイ] をクリックします。
  3. [BGP] をクリックし、[構成][編集] をクリックします。
  4. [ステータス] オプションをオンにして、BGP を有効にします。
  5. プロトコルのローカルの自律システム (AS) 機能に使用するための AS ID 番号を入力します。
    VMware Cloud Director は、ローカル AS 番号をプロバイダ ゲートウェイに割り当てます。プロバイダ ゲートウェイは、他の自律システム内の BGP ネイバーと接続するときにこの ID を通知します。
  6. ドロップダウン メニューから、[グレースフル リスタート モード] オプションを選択します。
    オプション 説明
    ヘルパーとグレースフル リスタート すべてのゲートウェイからの BGP ピアリングは常にアクティブであるため、プロバイダ ゲートウェイでグレースフル リスタート機能を有効にすることはベスト プラクティスではありません。

    フェイルオーバー時には、グレースフル リスタート機能により、リモート ネイバーが代替の Tier-0 ゲートウェイを選択するのにかかる時間が長くなります。このため、BFD ベースの統合が遅延します。

    注: プロバイダ ゲートウェイ構成は、ネイバー固有の設定でオーバーライドされない限り、すべての BGP ネイバーに適用されます。
    ヘルパーのみ グレースフル リスタートが可能なネイバーから学習したルートに関連付けられているトラフィックの中断を軽減または排除するのに便利です。再起動の実行中、ネイバーはフォワーディング テーブルを保持している必要があります。
    無効化 Edge Gateway でグレースフル リスタート モードを無効にします。
  7. (オプション) グレースフル リスタート タイマーのデフォルト値を変更します。
  8. (オプション) 古いルート タイマーのデフォルト値を変更します。
  9. [ECMP] オプションをオンにして、ECMP を有効にします。
  10. [保存] をクリックします。