バックエンド サーバを柔軟かつ効率的に管理および共有するために、サーバ プールを追加できます。プールはロード バランサーの分散メソッドを管理し、健全性チェック パラメータのためにサービス モニターが接続されています。

手順

  1. Edge Gateway サービスを開きます。
    1. 上部ナビゲーション バーで [リソース] を選択し、[クラウド リソース] タブをクリックします。
    2. 左側のパネルで [Edge Gateway] をクリックします。
    3. ターゲット Edge Gateway の名前の横にあるラジオ ボタンをクリックして、[サービス] をクリックします。
  2. [ロード バランサー] > [プール] の順に移動します。
  3. [作成]作成ボタン)ボタンをクリックします。
  4. ロード バランサー プールの名前と、必要に応じて説明を入力します。
  5. [アルゴリズム] ドロップダウン メニューから、サービスのバランシング メソッドを選択します。
    オプション 説明
    ROUND_ROBIN 各サーバーは、割り当てられたウェイトに従って、順に使用されます。これは、サーバの処理時間が等しく分散されたままである場合に、最もスムーズで公平なアルゴリズムです。
    IP_HASH 各パケットのソースおよびターゲット IP アドレスのハッシュに基づいてサーバーを選択します。
    LEASTCONN クライアントの要求を、サーバ上の既存の接続数に基づいて複数のサーバに分散させます。新しい接続は、オープン接続数が最も少ないサーバに送信されます。
    URI URI の左側の部分(クエスチョン マークの前)は、ハッシュされ、実行中のサーバの全体のウェイトで割られます。その結果により、要求を受け取るサーバが指定されます。このオプションにより、サーバが停止しない限り、URI は必ず同じサーバに転送されます。
    HTTPHEADER

    HTTP ヘッダー名が各 HTTP 要求で検索されます。カッコで囲まれているヘッダー名は大文字小文字が区別されません。これは ACL 'hdr()' 関数と同様です。ヘッダーが存在しないか、どの値も含まれていない場合には、ラウンド ロビン アルゴリズムが適用されます。HTTP HEADER アルゴリズム パラメータには、1 つのオプション headerName=<name> があります。たとえば、HTTP HEADER アルゴリズム パラメータとして host を使用できます。

    URL

    引数で指定した URL パラメータが、各 HTTP GET 要求のクエリ文字列内で検索されます。パラメータに等号 (=) と値が続く場合、値はハッシュされ、実行中のサーバの重みの合計で除算されます。結果により、要求を受信するサーバが指定されます。このプロセスを使用して要求内のユーザー ID を追跡し、サーバが起動したり停止したりしない限り、同じユーザー ID が常に同じサーバに確実に送信されるようにします。値またはパラメータが見つからない場合、ラウンド ロビン アルゴリズムが適用されます。URL アルゴリズム パラメータには、1 つのオプション urlParam=<url> があります。

  6. メンバーをプールに追加します。
    1. [追加]作成ボタン)ボタンをクリックします。
    2. プール メンバーの名前を入力します。
    3. プール メンバーの IP アドレスを入力します。
    4. メンバーがロード バランサーからトラフィックを受信するポートを入力します。
    5. メンバーが健全性モニターの要求を受信する監視ポートを入力します。
    6. [ウェイト] テキスト ボックスに、このメンバーが処理するトラフィックの割合を入力します。1 ~ 256 の範囲の整数にする必要があります。
    7. (オプション) [最大接続数] テキスト ボックスに、メンバーが処理できる同時接続の最大数を入力します。
      受信要求の数が最大を超えた場合、要求はキューに入れられ、ロード バランサーは接続が解放されるのを待機します。
    8. (オプション) [最小接続数] テキスト ボックスに、メンバーが必ず受け入れなければならない同時接続数の最小数を入力します。
    9. [保持] をクリックして、新しいメンバーをプールに追加します。
      この操作は完了するまでに 1 分かかることがあります。
  7. (オプション) クライアント IP アドレスをバックエンド サーバに表示するには、[透過的] を選択します。
    [透過的] が選択されていない場合(デフォルト値)、バックエンド サーバは、ロード バランサーの内部 IP アドレスとして、トラフィック ソースの IP アドレスを参照します。

    [透過的] が選択されている場合、ソース IP アドレスは、クライアントの実際の IP アドレスであり、Edge ゲートウェイをデフォルト ゲートウェイとして設定し、戻りパケットが Edge ゲートウェイを確実に経由するようにします。

  8. 変更内容を保持するには、[保持] をクリックします。

次のタスク

ロード バランサーの仮想サーバを追加します。仮想サーバには公開 IP アドレスがあり、すべての受信クライアント要求を処理します。VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal を使用した NSX Data Center for vSphere Edge Gateway への仮想サーバの追加を参照してください。