VMware Cloud Director エンドポイントを使用して、基盤となる vSphere 環境にアクセスできます。エンドポイントがプロキシに接続されている場合、VMware Cloud Director は HTTP プロキシ サーバとして機能します。

エンドポイント

VMware Cloud Director エンドポイントは、データセンター コンポーネント（vCenter Server インスタンス、ESXi ホスト、または NSX Manager インスタンスなど）へのアクセス ポイントです。ユーザーは、VMware Cloud Director アカウントを使用して、プロキシ コンポーネントまたは非プロキシ コンポーネントのユーザー インターフェイスまたは API にログインできます。

専用の vCenter Server インスタンスを作成すると、そのインスタンスのデフォルト エンドポイントも作成されます。vCenter Server インスタンスの接続中に、プロキシを作成することもできます。ただし、デフォルトでは、デフォルト エンドポイントはどのプロキシにも接続されていません。プロキシに接続するには、デフォルトのエンドポイントを編集するか、新しいエンドポイントを作成する必要があります。

エンドポイントの作成、編集、および削除を行うには、専用 vCenter Server インスタンスの [エンドポイント] タブを使用します。『VMware Cloud Director でのエンドポイントの作成』を参照してください。

プロキシ

VMware Cloud Director 提供のプロキシは VMware Cloud Director 内のプロキシ設定とは異なります。テナントを指定する VMware Cloud Director 提供のプロキシとは異なり、VMware Cloud Director 内のプロキシ設定はプロバイダ レベルで設定され、テナントは配置されません。

VMware Cloud Director によって提供されたプロキシを有効または無効にすると、そのプロキシを介したテナント アクセスを許可または停止できます。

プロキシは vCenter Server インスタンスを VMware Cloud Director に接続するときに作成するか、後で作成することができます。vCenter Server の接続中にプロキシを作成し、テナントがアクセスできるようにする場合は、プロキシをデフォルトのエンドポイントに手動で接続する必要があります。

vCenter Server インスタンスが外部 Platform Services Controller を使用している場合、VMware Cloud Director は Platform Services Controller のプロキシも作成します。親と子のプロキシを使用すると、テナントから特定のプロキシを非表示にしたり、親プロキシを使用して子プロキシのグループを有効または無効にしたりできます。vCenter Server インスタンスを VMware Cloud Director に追加した後にプロキシを作成する方法については、基盤となる vCenter Server リソースにアクセスするための VMware Cloud Director プロキシの追加を参照してください。

[インフラストラクチャ リソース] の [プロキシ] タブでプロキシの編集、有効化、無効化、および削除ができます。
注： vCenter Server インスタンスにプロキシを追加するときは、証明書とサムプリントをアップロードする必要があります。これにより、プロキシ コンポーネントが自己署名証明書を使用する場合に、テナントが証明書とサムプリントを取得できるようになります。

証明書および証明書失効リスト (CRL) を表示および管理するには、VMware Cloud Director でのプロキシ証明書および CRL の管理を参照してください。