リース、割り当て容量、および制限によって、組織のユーザーがストレージおよび処理のリソースを使用する能力が制限されます。VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal で、これらの設定を変更することで、ユーザーが組織のリソースを使い果たしたり、独占したりするのを防ぎます。

前提条件

VMware Cloud Director のリースについてを参照してください。

手順

  1. 上部ナビゲーション バーで [リソース] を選択し、[クラウド リソース] をクリックします。
    1. 左側のパネルで [組織] を選択します。
    既存の組織のリストがグリッド ビューで表示されます。
  2. 組織を選択し、[ポリシー] タブを選択します。
  3. 組織のリース、割り当て容量、リソース制限、およびパスワード ポリシーを編集するには、[編集] をクリックします。
  4. 次の内容で、vApp のリースを構成します。
    オプション 説明
    最大ランタイム リース vApp を実行できる期間。この期間を過ぎると、自動的に停止されます。
    ランタイムの有効期限アクション 期限切れの実行中の vApp の処理方法。

    vApp をサスペンドすると、その仮想マシンがすべてサスペンドされ、メモリがディスクに書き込まれて現在の状態が保持されます。[パワーオフ] により、そのすべての仮想マシンおよび子 vApp がただちに停止します。

    最大ストレージ リース 停止した vApp を使用できる期間。この期間を過ぎると、自動的にクリーンアップされます。
    ストレージ クリーンアップ vApp を停止してクリーンアップした後の処理方法。
  5. 次の内容で、vApp テンプレートのリースを構成します。
    オプション 説明
    最大ストレージ リース vApp テンプレートを使用できる期間。この期間を過ぎると、自動的にクリーンアップされます。
    ストレージ クリーンアップ 期限切れの vApp テンプレートをクリーンアップした後の処理方法。
  6. 次の内容で、割り当て容量を構成します。
    オプション 説明
    すべての仮想マシンの割り当て容量 この組織内でユーザーが保存できる使用可能な仮想マシンの合計数。
    実行中の仮想マシンの割り当て容量 この組織内でユーザーがパワーオンできる仮想マシンの合計数。
  7. 次の内容で、制限を構成します。
    オプション 説明
    ユーザーごとのリソースを大量に消費する操作数 ユーザー 1 人あたりのリソースを大量に使用する操作の最大数を入力するか、[システム制限の継承] を選択します。
    ユーザーごとのキューに入れられるリソースを大量に消費する操作数 ユーザー 1 人あたりのリソースを大量に使用するキュー登録対象操作の最大数を入力するか、[システム制限の継承] を選択します。
    組織ごとのリソースを大量に消費する操作数 組織あたりのリソースを大量に使用する同時操作の最大数を入力するか、[システム制限の継承] を選択します。
    組織ごとのキューに入れられるリソースを大量に消費する操作数 組織あたりのリソースを大量に使用するキュー登録対象操作の最大数を入力するか、[システム制限の継承] を選択します。
    仮想マシンごとの同時接続数 仮想マシンあたりの同時コンソール接続の最大数を入力するか、[システム制限の継承] を選択します。
    組織ごとの仮想データセンターの数 組織あたりの仮想データセンターの最大数を入力するか、[システム割り当て容量の継承] を選択します。
  8. 次の内容で、パスワード ポリシーを構成します。
    オプション 説明
    アカウント ロックアウトが有効 無効なログインを複数回試行したユーザーのアカウントをロックアウトできます。
    ロックアウトまでの無効なログイン回数 ユーザー アカウントがロックされるまでに許可される、無効なログインの試行回数。
    アカウント ロックアウト間隔 ロックされたユーザー アカウントがログインできない期間。