VMware Cloud Director でのプロバイダ ゲートウェイの管理

VMware Cloud Director [サービス プロバイダ]は、プロバイダ ゲートウェイを使用して IP アドレス空間アップリンクを作成することにより、テナントに割り当てる IP アドレス空間を公開することができます。

バージョン 10.4.1 以降では、NSX Tier-0 ゲートウェイを VMware Cloud Director にインポートする代わりに、プロバイダ ゲートウェイを追加します。

特定の Edge Gateway 専用にできる Tier-0 ゲートウェイとは異なり、プロバイダ ゲートウェイをプライベートにすることで、プロバイダ ゲートウェイを組織専用にすることができます。これにより、複数の Edge Gateway を 1 つのプライベート プロバイダ ゲートウェイに接続できます。

[サービス プロバイダ]は、プロバイダ ゲートウェイを使用して IP アドレス空間アップリンクを作成することにより、テナントに割り当てる IP アドレス空間を公開することができます。IP アドレス空間をプロバイダ ゲートウェイに関連付けると、テナントの可視性が高まり、デフォルトのサービス構成、ルーティング ルールの制御、および動的ルーティングの構成を実行できるようになります。

組織管理者には、組織が IP アップリンクを介してアクセスできる IP アドレス空間に関する全般的な情報が表示されるほかに、環境内にプロバイダ ゲートウェイと Edge Gateway が両方含まれるネットワーク トポロジの図が表示されます。