VMware Cloud Director では、サイトを関連付け、これらのサイトを単一のエンティティとして管理できます。これらのサイトにある複数の組織を相互に関連付けることもできます。
組織が関連付けのメンバーである場合、組織ユーザーは VMware Cloud Director テナント ポータルを使用して、任意のメンバーのサイトにある組織の資産にアクセスできます。ただし、各メンバー組織とその資産は使用するサイトにローカルに配置されます。
前提条件
関連付けるサイトの VMware Cloud Director API バージョンが同じであるか、メジャー バージョンが 1 つ離れていることを確認します。たとえば、VMware Cloud Director 10.1(API バージョン 34.0)のサイトを VMware Cloud Director サイト バージョン 10.0、10.1、10.2、または 10.2.2(それぞれ API バージョンは 33.0、34.0、35.0、または 35.2)に関連付けることができます。
手順
- 関連付けるサイトのローカル関連付けデータを取得します。
- 関連付けるサイトの Service Provider Admin Portal にログインします。
- 上部ナビゲーション バーで [管理] を選択します。
- 左側のパネルの [設定] で、[マルチサイト] をクリックします。
- [ローカル データのダウンロード] をクリックして、XML ファイルを保存します。
- 関連付ける各組織に対して、手順 1a から手順 1d を繰り返します。
- いずれかのサイトで [新しいサイトの関連付け] をクリックします。
- [アップロード] をクリックし、別のサイトのデータ ファイルを選択して、[開く] をクリックします。
- サイトの関連付けを作成するには、[作成] をクリックして、サイトの関連付けの構成に関連するオプションを選択します。
オプション |
説明 |
別のものを作成して追加 |
3 つ以上のサイトを関連付ける場合は、このオプションを選択します。 |
関連付けられたサイトを作成して移動 |
2 つのサイトを関連付け、2 番目のサイトに直接移動して 1 番目のサイトのデータ ファイルをアップロードする場合はこのオプションを選択します。 |
作成して閉じる |
このサイトでサイトの関連付けを完了し、ウィンドウを閉じる場合は、このオプションを選択します。関連するデータ ファイルをアップロードするには、別のサイトに手動で移動する必要があります。 |
データ ファイルを 1 つのサイトにのみアップロードする場合は、部分的な接続を作成します。関連付けを完了するには、関連する各サイトにそれぞれのデータ ファイルをすべてアップロードする必要があります。たとえば、Site-A、Site-B、および Site-C を関連付ける場合は、Site-A で Site-B と Site-C のデータ ファイルをアップロードする必要があります。また、Site-B で Site-A と Site-C のデータ ファイルをアップロードし、Site-C で Site-A と Site-B のデータ ファイルをアップロードする必要があります。必要なすべてのファイルをアップロードすると、サイトが Connected
になります。
- 3 つ以上のサイトを関連付ける場合は、関連付けるサイトのデータ ファイルをアップロードします。
- このサイトに関連付けるサイトのデータ ファイルをアップロードします。
- [作成] をクリックして、[作成して閉じる] を選択します。
- 関連付ける各サイトの [マルチサイト] タブに移動し、他のサイトのデータ ファイルをアップロードします。
次のタスク
- 2 つのサイトを関連付けた後、VMware Cloud Director API または VMware Cloud Director テナント ポータルを使用して、それらのサイトを使用する組織を関連付けることができます。『VMware Cloud Director テナント ガイド』を参照してください。
- 関連付けを削除するには、サイトのカードで を選択します。