ルート アドバタイズを使用して、完全にルーティングされたネットワーク環境を組織の仮想データセンター (VDC) 内に作成できます。

NSX によってバッキングされている Edge Gateway に接続されているネットワーク サブネットの中から、専用のプロバイダ ゲートウェイにアドバタイズするものを決定できます。

サブネットがアドバタイズ フィルタに追加されていない場合、そのサブネットへのルートはプロバイダ ゲートウェイにアドバタイズされず、プライベートのままになります。

注: VMware Cloud Director は、アドバタイズされるルート内にあるすべての組織仮想データセンター ネットワークをアドバタイズします。そのため、アドバタイズされるネットワークの一部である各サブネット用にフィルタを作成する必要はありません。

ルート アドバタイズは、NSX Edge Gateway 上で自動的に構成されます。

NSX Edge Gateway でルート アドバタイズを使用する場合、 VMware Cloud Director はルートの自動再分散をサポートします。ルートの再分散は、専用のプロバイダ ゲートウェイに接続される Tier-0 論理ルーター上で自動的に構成されます。

前提条件

  • システム管理者が、IP アドレス ブロックを使用したプロバイダ ゲートウェイを、組織内の NSX Edge Gateway 専用にしていることを確認します。
  • 組織管理者であること、または同等な権限セットを含むロールが割り当てられていることを確認します。

手順

  1. 上部ナビゲーション バーで [ネットワーク ] をクリックし、[Edge Gateway] タブをクリックします。
  2. Edge Gateway をクリックします。
  3. [ルーティング][ルート アドバタイズ] をクリックし、[編集] をクリックします。
  4. アドバタイズするサブネットを追加するには、[追加] をクリックします。
  5. IPv4 または IPv6 のサブネットを追加します。
    network_gateway_IP_address/ subnet_prefix_length(例: 192.167.1.1/24)の形式を使用します。