VMware Cloud Director Tenant Portal で名前付きディスクを作成し、後の段階で 1 台以上の仮想マシンに接続することができます。

名前付きディスクを作成するには、名前とサイズを指定する必要があります。必要に応じて説明を追加し、ディスクで使用するストレージ プロファイルを選択できます。複数の仮想マシンに接続可能な共有ディスクを作成できます。

基盤となる vSphere 仮想インフラストラクチャがバージョン 6.7 以降の場合、物理 SCSI バスの共有を使用した共有ディスクを作成できます。ただし、vSphere 6.7 は vSphere Virtual Volumes ストレージのみをサポートします。Windows Server Failover Cluster (WSFC) のクラスタ化 VMDK のサポートを使用するには、基盤となる vSphere 仮想インフラストラクチャがバージョン 7.0 以降である必要があります。詳細については、「VMware vSphere 製品ドキュメント」の「Windows Server フェイルオーバー クラスタリングのセットアップ」を参照してください。

[名前付きディスクの作成] ダイアログ ボックスを使用して、名前付きディスクを作成し、その設定を指定できます。

前提条件

  1. 組織管理者またはディスク所有者権限を持つロールでログインしていることを確認します。
  2. 共有ディスクを作成する場合は、共有ディスクの作成権限が必要です。

手順

  1. [仮想データセンター] ダッシュボード画面で、確認する仮想データセンターのカードをクリックし、[ストレージ] の左側パネルから [名前付きディスク] を選択します。
  2. [新規] をクリックします。
  3. ディスクの名前と、必要に応じて説明を入力します。
  4. [ストレージ ポリシー] ドロップダウン メニューから、ストレージ ポリシーを選択します。
  5. (オプション) VMware Cloud Director IOPS ストレージ ポリシーを選択した場合は、仮想マシンの IOPS 予約を設定します。
  6. 名前付きディスクのサイズを入力します。
  7. [バス タイプ] および [バス サブタイプ] ドロップダウン メニューでバス タイプおよびサブタイプをそれぞれ選択します。
  8. [共有タイプ] を選択します。
    • 共有タイプが [なし] の場合、ディスクを接続できる仮想マシンは 1 台のみです。
    • [ディスク] 共有タイプは、マルチライター モードが有効な vSphere に基盤となる独立したパーシステント ディスクを作成します。マルチライター オプションでは名前付きディスクをディスク レベルで共有し、ホスト間で最大 8 台の仮想マシンが同時にロックできるようにします。WSFC 構成はディスク レベルの共有と同時に使用できません。
    • [コントローラ] 共有タイプでは、物理 SCSI バス共有を使用する共有ディスクを作成し、WSFC のような構成をサポートします。コントローラ レベルの共有では、最大 8 台の仮想マシンが同一の仮想ディスクに同時にアクセスできます。Windows クラスタには、最大で 5 台の仮想マシンを含めることができます。同時書き込みを回避するために、ゲスト OS 機能は共有ディスクに書き込み可能なノードを選択します。
    この設定を後で編集することはできません。
  9. [保存] をクリックします。