複数の仮想データセンターがある場合は、 VMware Cloud Director Tenant Portalにログインすると [データセンター] ダッシュボード画面が表示されます。仮想データセンターが 1 つのみの場合は、ログインするとデータセンターに直接移動します。

[データセンター] ダッシュボード画面は VMware Cloud Director マルチサイト機能の一部であり、テナントの物理的に分散されたクラウド環境を単一のエンティティとして表示できます。マルチサイトの詳細については、VMware Cloud Director での複数のサイトの操作を参照してください。

このダッシュボードは、単一の組織に限定せずに、 VMware Cloud Director 仮想データセンターおよびサイトをまとめて表示する統合ビューです。複数セルおよび複数組織の環境では、関連する他のすべての組織の仮想データセンターも表示できます。
注: テナント ユーザーは、権限に応じて組織のすべてのメンバー サイトまたは一部のサイトのみを表示できます。

組織に関する情報が概要リボンの一番上に表示されます。

組織管理者としてログインすると、以下が表示されます。
  • サイト、組織、仮想データセンターの数
  • 実行中の vApp および仮想マシンの合計数
  • 使用されている CPU、メモリ、ストレージなどのハードウェア リソース

仮想データセンターは、カード ビューに表示されます。各カードには、vCenter Server が属している組織、vApp の数、仮想マシンの合計数、実行中の状態にある仮想マシンの数に関する情報が含まれています。カードにはデータセンターの使用可能な CPU、メモリ、ストレージ容量のほか、現在のリソースの割り当てと予約に関するリアルタイム メトリックも表示されます。

上部ナビゲーションから別のメニュー項目に移動できます。
メニュー項目 説明
データセンター 組織内の [仮想データセンター] > [データセンター グループ] > [専用 vSphere データセンター] リソースの順に移動します。
仮想データセンター 組織内の仮想データセンターが表示される [仮想データセンター] 画面に移動します。
専用 vSphere データセンター サービス プロバイダが組織に公開した専用 vSphere データセンターが表示される画面に移動します。
アプリケーション 組織内の [仮想アプリケーション][仮想マシン]、および [コンテナ アプリケーション] に移動します。
ネットワーク 組織内のネットワーク、Edge Gateway、およびデータセンター グループに移動します。
コンテンツ ハブ コンテナ アプリケーション、vApp テンプレート、カタログ、メディア、その他のタイプのファイルなど、アプリケーション イメージ用の一元化されたコンテンツ管理ビューに移動します。これらのテンプレートおよびファイルは、仮想マシン、vApp、コンテナ アプリケーションをデプロイするために使用します。
ライブラリ 追加の組織仮想データセンターを管理するためのビューに移動します。
管理 [アクセス コントロール][ID プロバイダ] の設定画面に移動します。組織の全般、E メール、ゲストのカスタマイズ、メタデータ、マルチサイト、ポリシーの設定が可能です。
監視 [タスク] 画面と [イベント] 画面に移動します。[タスク] 画面には、VMware Cloud Director によって報告されたタスクが表示されます。[イベント] 画面には、VMware Cloud Director によって報告されたイベントが表示されます。

Branding Cloud Director OpenAPI を使用して、VMware Cloud Director テナント ポータルをカスタマイズできます。Cloud Director OpenAPI の使用方法については、https://developer.vmware.com/の『Cloud Director OpenAPI スタート ガイド』ドキュメントを参照してください。