特定のタイプのネットワーク トラフィックの健全性チェック パラメータを定義するには、サービス監視を作成します。サービス監視をプールに関連付けると、サービス監視パラメータに基づいてプール メンバーが監視されます。

手順

  1. Edge Gateway サービスを開きます。
    1. 上部ナビゲーション バーで [ネットワーク ]をクリックし、[Edge Gateway] をクリックします。
    2. 編集する Edge Gateway を選択し、[サービス] をクリックします。
  2. [ロード バランサー] > [サービス監視] の順に移動します。
  3. [作成]作成ボタン)ボタンをクリックします。
  4. サービス監視の名前を入力します。
  5. (オプション) サービス監視に関する次のオプションを構成します。
    オプション 説明
    間隔 指定した [メソッド] を使用してサーバが監視する間隔を入力します。
    タイムアウト サーバからの応答を受信する必要のある期間の最大値(秒)を入力します。
    最大試行回数 指定した監視の [メソッド] が連続して失敗できる回数を入力します。この回数を超えるとサーバは停止状態と判断されます。
    タイプ 健全性チェック要求をサーバに送信する方法(HTTP、HTTPS、TCP、ICMP、または UDP)を選択します。

    選択したタイプに応じて、[新規サービス監視] ダイアログの他のオプションが有効または無効になります。

    予測 (HTTP および HTTPS)監視が HTTP または HTTPS 応答のステータス行で照合する文字列を入力します(HTTP/1.1 など)。
    メソッド (HTTP および HTTPS)サーバ ステータスの検出に使用するメソッドを選択します。
    URL (HTTP および HTTPS)サーバ ステータス要求で使用する URL を入力します。
    注: メソッドとして POST を選択した場合は、 [送信] の値を指定する必要があります。
    送信 (HTTP、HTTPS、UDP)送信するデータを入力します。
    受信 (HTTP、HTTPS、および UDP)応答コンテンツで照合する文字列を入力します。
    注: [予測] が一致しない場合、監視は [受信] のコンテンツを照合しません。
    拡張 (すべて)サービス監視の詳細パラメータをキーと値のペアで入力します。たとえば、「warning=10」は、10 秒以内にサーバが応答しない場合に、そのステータスを警告に設定することを示します。拡張項目はすべて、キャリッジ リターン文字で区切る必要があります。以下にその例を挙げます。
    <extension>delay=2
    critical=3
    escape</extension>
  6. 変更内容を保持するには、[保持] をクリックします。

例: 各プロトコルでサポートされる拡張機能

表 1. HTTP/HTTPS プロトコルの拡張機能
監視の拡張機能 説明
no-body ドキュメントの本文を待たずに、HTTP/HTTPS ヘッダーの後で読み取りを停止します。
注: HTTP GET または HTTP POST は送信されますが、HEAD メソッドは送信されません。
max-age=SECONDS ドキュメントが SECONDS より古い場合は警告します。数値は、分の場合は 10m、時間の場合は 10h、日の場合は 10d の形式で指定します。
content-type=STRING POST 呼び出しでの Content-Type ヘッダーのメディア タイプを指定します。
linespan 正規表現で改行記号を許可します(-r または R より前に指定する必要があります)。
regex=STRING または ereg=STRING 正規表現の STRING をページで検索します。
eregi=STRING 大文字小文字を区別して正規表現の STRING をページで検索します。
invert-regex 見つかった場合は CRITICAL、見つからなかった場合は OK を返します。
proxy-authorization=AUTH_PAIR 基本認証を使用するプロキシ サーバのユーザー名とパスワード (username:password) を指定します。
useragent=STRING HTTP ヘッダーの文字列を User Agent として送信します。
header=STRING HTTP ヘッダー内のその他のタグを送信します。追加のヘッダーで複数回使用できます。
onredirect=ok|warning|critical|follow|sticky|stickyport リダイレクト ページの処理方法を示します。

stickyfollow に似ていますが、指定した IP アドレスと連携します。stickyport は、ポートが同じであることを確認します。

pagesize=INTEGER:INTEGER 必要なページ サイズの最小値と最大値をバイト単位で指定します。
warning=DOUBLE 警告ステータスになる応答時間を秒単位で指定します。
critical=DOUBLE 重大ステータスになる応答時間を秒単位で指定します。
表 2. HTTPS プロトコルのみを対象とした拡張機能
監視の拡張機能 説明
sni SSL/TLS のホスト名拡張機能のサポート (SNI) を有効にします。
certificate=[INTEGER] 証明書の最低有効日数を指定します。ポートのデフォルト値は 443 です。このオプションを使用すると、URL はチェックされません。
authorization=AUTH_PAIR 基本認証を使用するサイトのユーザー名とパスワード (username:password) を指定します。
表 3. TCP プロトコルの拡張機能
監視の拡張機能 説明
escape send または quit 文字列で、\n\r\t、または \ の使用を許可します。send または quit オプションの前に指定する必要があります。デフォルトでは、send には何も追加されず、quit の最後には \r\n が追加されます。
all すべての expect 文字列がサーバ応答に含まれている必要があることを指定します。デフォルトでは、any が使用されます。
quit=STRING 接続を正常に終了するため、サーバに文字列を送信します。
refuse=ok|warn|crit okwarn、または criti の状態で TCP 拒否を受け入れます。デフォルトでは、crit の状態を使用します。
mismatch=ok|warn|crit okwarn、または crit の状態で、想定される文字列の不一致を受け入れます。デフォルトでは、warn の状態を使用します。
jail TCP ソケットからの出力を非表示にします。
maxbytes=INTEGER 指定数より多いバイト数を受信すると、接続を閉じます。
delay=INTEGER 文字列の送信から応答のポーリングまで、指定秒数を待機します。
certificate=INTEGER[,INTEGER] 証明書の最低有効日数を指定します。最初の値は警告まで、2 番目の値は重大までの #days です(指定されない場合は 0)。
ssl 接続に SSL を使用します。
warning=DOUBLE 警告ステータスになる応答時間を秒単位で指定します。
critical=DOUBLE 重大ステータスになる応答時間を秒単位で指定します。

次のタスク

ロード バランサーのサーバ プールを追加します。VMware Cloud Director Tenant Portal を使用して NSX Data Center for vSphere Edge Gateway にロード バランシング用のサーバ プールを追加を参照してください。