VMware Cloud Director アプライアンスの管理ユーザー インターフェイスを使用して、データベース高可用性クラスタ内のセルのロールを切り替え、別のセルをプライマリとして昇格させることができます。

プライマリおよびスタンバイ セルのロールは、VMware Cloud Director アプライアンス管理ユーザー インターフェイスまたは VMware Cloud Director アプライアンス API を使用して切り替えることができます。この手順では、管理ユーザー インターフェイスを使用して切り替えを行う手順について説明します。

図 1. プライマリ セルとスタンバイ セルの切り替え
プライマリ セルとスタンバイ セルの間で切り替えた後、セル A はプライマリ セルではなくなり、新しいプライマリ セルはセル B になります。

前提条件

手順

  1. サーバ グループに属するすべての VMware Cloud Director セルのアクティビティを停止するか、セルをメンテナンス モードにします。

    この切り替えにより、VMware Cloud Director データベースは 30 ~ 60 秒間使用できなくなります。タスクの予期しない失敗を回避するために、クラスタ内のすべてのセルのアクティビティを停止する必要があります。

  2. https://primary_eth1_ip_address:5480 でアプライアンス管理ユーザー インターフェイスに root としてログインします。
  3. 左側のパネルで [組み込み DB 可用性] を選択します。
    セルの名前、ロール、ステータス、およびスタンバイ セルがフォローしているセルの名前を表示できます。
  4. クラスタの健全性が Healthy であることを確認します。
  5. プライマリとして昇格させるセルの [切り替え] ボタンをクリックして、切り替えを確認します。
  6. 切り替えタスクが完了したら、スケジューラを再起動するか、クラスタ内のセルのメンテナンス モードを無効にします。