ブロック タスク、通知、VMware Cloud Director API 拡張機能を使用するには、RabbitMQ AMQP ブローカをインストールし構成する必要があります。

注: VMware Cloud Director 10.6 以降では、AMQP ベースの機能は廃止されています。サポートを継続するには、MQTT でバッキングされた同等の機能の使用を検討してください。 MQTT クライアントを使用したイベント、タスク、およびメトリックへのサブスクライブを参照してください。

AMQP (Advanced Message Queuing Protocol) は、エンタープライズ システムでの柔軟なメッセージングをサポートするメッセージ キューイングのオープン標準です。VMware Cloud Director は RabbitMQ AMQP ブローカを使用して、拡張サービス、オブジェクト拡張、および通知に使用されるメッセージ バスを提供します。

手順

  1. https://www.rabbitmq.com/download.html から RabbitMQ Server をダウンロードします。
    サポートされている RabbitMQ リリースのリストについては、『 VMware Cloud Director リリース ノート』を参照してください。
  2. RabbitMQ インストールの手順に基づいて、RabbitMQ をサポートされるホストにインストールします。
    RabbitMQ サーバー ホストは、それぞれの VMware Cloud Director セルによりネットワーク上で到達可能でなければなりません。
  3. RabbitMQ インストール中に、この RabbitMQ インストールと連携するように VMware Cloud Director を構成するときに必要となる値を書き留めておきます。
    • RabbitMQ サーバ ホストの完全修飾ドメイン名(例:amqp.example.com)。
    • RabbitMQ を認証するために有効なユーザー名とパスワード。
    • ブローカーがメッセージをリスンするポート。非 SSL では、デフォルトは 5672 です。SSL/TLS のデフォルト ポートは 5671 です。
    • 通信プロトコルは TCP です。
    • RabbitMQ 仮想ホスト。デフォルトは、「/」です。

次のタスク

デフォルトでは、VMware Cloud Director AMQP サービスは暗号化されていないメッセージを送信します。SSL を使用してこれらのメッセージを暗号化するように AMQP サービスを構成できます。VMware Cloud Director セルで Java ランタイム環境のデフォルトの JCEKS トラスト ストアを使用して、ブローカ証明書(通常は $VCLOUD_HOME/jre/lib/security/cacerts)を検証するようにサービスを構成することもできます。

VMware Cloud Director AMQP サービスで SSL を有効にするには、『VMware Cloud Director Service Provider Admin ガイド』のAMQP ブローカの構成の情報を参照してください。