最初の VMware Cloud Director デプロイ後に、eth0 および eth1 ネットワーク インターフェイスのスタティック ルートを変更できます。

前提条件

OVF プロパティを永続的に変更するには、vSphere ユーザー インターフェイスを使用して OVF プロパティの値を変更する必要があります。『vSphere 仮想マシン管理』ガイドの「vApp プロパティの構成」トピックを参照してください。

手順

  1. テストなどの目的のためにスタティック ルートの値を一時的に変更する場合は、VMware Cloud Director のスタティック ルートを編集します。
    1. VMware Cloud Director アプライアンス コンソールに、root として直接ログインするか、SSH クライアントを使用して接続します。
    2. (オプション) 現在のスタティック ルート設定を確認します。
      • eth0 については、次のコマンドを実行します。
        ovfenv --key vcloudnet.routes0.VMware_vCloud_Director 
      • eth1 については、次のコマンドを実行します。
        ovfenv --key vcloudnet.routes1.VMware_vCloud_Director
    3. スタティック ルートの値を変更します。
      スタティック ルートは、カンマ区切りリストの形式でルートを指定する必要があります。たとえば eth0 については、以下を実行する必要があります。
      ovfenv --key vcloudnet.routes0.VMware_vCloud_Director  --value "172.16.100.253 172.16.96.0/19, 172.16.100.253 192.168.100.0/24"
      • eth0 については、次のコマンドを実行します。
        ovfenv --key vcloudnet.routes0.VMware_vCloud_Director  --value "new_static_routes0"
      • eth1 については、次のコマンドを実行します。
        ovfenv --key vcloudnet.routes1.VMware_vCloud_Director  --value "new_static_routes1"
    4. VMware Cloud Director アプライアンスでネットワーク サービスを再起動します。
      systemctl restart vcd-ova-netconfig.service
  2. スタティック ルートの値を永続的に変更する場合は、vSphere ユーザー インターフェイスを使用して、OVF プロパティを変更します。
    スタティック ルートは、カンマ区切りリストの形式でルートを指定する必要があります。
    注: vSphere のプロパティ値を変更するには、仮想マシンをパワーオフする必要があります。
    • vSphere のユーザー インターフェイスを使用して、vcloudnet.routes0.VMware_vCloud_Director プロパティの値を新しいルート指定文字列に設定します。
    • vSphere のユーザー インターフェイスを使用して、vcloudnet.routes1.VMware_vCloud_Director プロパティの値を新しいルート指定文字列に設定します。