VMware Cloud Director サーバ グループの各サーバは、特定のハードウェアおよびソフトウェア要件を満たす必要があります。さらに、グループの全メンバーがサポート対象のデータベースにアクセスできる必要があります。各サーバ グループには、vCenter システム、NSX-V Manager インスタンス、および 1 つまたは複数の ESXi ホストへのアクセスが必要です。
他の VMware 製品との互換性
VMware Cloud Director と他の VMware 製品との互換性に関する最新情報については、http://partnerweb.vmware.com/comp_guide/sim/interop_matrix.phpの「VMware 製品の相互運用性マトリックス」を参照してください。
vSphere 構成要件
- VMware Cloud Director の外部ネットワークまたはネットワーク プールとして使用する vCenter ネットワークは、VMware Cloud Director で使用するクラスタ内のすべてのホストから使用できる必要があります。これらのネットワークをデータセンター内のすべてのホストから使用できるようにすることで、新しい vCenter インスタンスを VMware Cloud Director に追加するタスクが簡素化されます。
- 隔離されたネットワークおよび NSX Data Center for vSphere によってバッキングされるネットワーク プールには、vSphere Distributed Switches が必要です。
- VMware Cloud Director で使用される vCenter クラスタは、vSphere DRS の自動化レベルとして
Fully Automated
を指定する必要があります。Storage DRS が有効になっている場合は、どの自動化レベルでもこれを構成できます。注:vCenter の DRS 設定が
Manual
に設定されている場合、VMware Cloud Director は仮想マシンのパワーオン機能をサポートしません。VMware Cloud Director は、DRS の自動化レベルがFully Automated
またはPartially Automated
の場合にのみパワーオン機能をサポートします。 - vCenter インスタンスは、そのホストを信頼する必要があります。VMware Cloud Director によって管理されるすべてのクラスタのすべてのホストは、検証されたホスト証明書が必要とされるように構成する必要があります。特に、すべてのホストで一致するサムプリントを決定、比較、および選択する必要があります。『vCenter Server およびホスト管理』ドキュメントの「SSL 設定の構成」を参照してください。
サポートされているプラットフォーム、データベース、ブラウザ
このリリースの VMware Cloud Director でサポートされているサーバ プラットフォーム、ブラウザ、LDAP サーバ、およびデータベースに関する詳細については、『VMware Cloud Director リリース ノート』を参照してください。
ディスク容量、メモリ、および CPU の要件
ディスク容量、メモリ、および CPU の要件の詳細については、VMware Cloud Director アプライアンスのサイジング ガイドラインを参照してください。
共有ストレージ
VMware では、管理対象クラスタ内のすべてのホストに共有ストレージがあり、ローカル データストアがない環境を推奨します。
ローカル ストレージは、複数のホスト間での共有をサポートしません。1 台のホストのみがローカル ストレージ デバイスのデータストアにアクセスできます。そのため、ローカル ストレージを使用して仮想マシンを作成できますが、共有ストレージが必要な VMware 機能(vSphere High Availability や vMotion など)は使用できません。