リース、割り当て容量、および制限によって、組織のユーザーがストレージおよび処理のリソースを使用する能力が制限されます。VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal で、これらの設定を変更することで、ユーザーが組織のリソースを使い果たしたり、独占したりするのを防ぎます。
前提条件
手順
- VMware Cloud Director 組織のリストを開きます。
- プライマリの左側ナビゲーション パネルで、[リソース] を選択します。
- 画面上部のナビゲーション バーで [クラウド リソース] を選択します。
- セカンダリの左側パネルで [組織] を選択します。
既存の組織のリストがグリッド ビューで表示されます。環境にサブプロバイダが含まれている場合は、Managed By
列を使用して、リスト内の組織を管理するユーザーを確認できます。 - 組織を選択し、[ポリシー] タブを選択します。
- 組織のリース、割り当て容量、リソース制限、およびパスワード ポリシーを編集するには、[編集] をクリックします。
- 次の内容で、vApp のリースを構成します。
オプション 説明 最大ランタイム リース vApp を実行できる期間。この期間を過ぎると、自動的に停止されます。 ランタイムの有効期限アクション 期限切れの実行中の vApp の処理方法。 vApp をサスペンドすると、その仮想マシンがすべてサスペンドされ、メモリがディスクに書き込まれて現在の状態が保持されます。[パワーオフ] により、そのすべての仮想マシンおよび子 vApp がただちに停止します。
最大ストレージ リース 停止した vApp を使用できる期間。この期間を過ぎると、自動的にクリーンアップされます。 ストレージ クリーンアップ vApp を停止してクリーンアップした後の処理方法。 - 次の内容で、vApp テンプレートのリースを構成します。
オプション 説明 最大ストレージ リース vApp テンプレートを使用できる期間。この期間を過ぎると、自動的にクリーンアップされます。 ストレージ クリーンアップ 期限切れの vApp テンプレートをクリーンアップした後の処理方法。 - 次の内容で、割り当て容量を構成します。
オプション 説明 すべての仮想マシンの割り当て容量 この組織内でユーザーが保存できる使用可能な仮想マシンの合計数。 実行中の仮想マシンの割り当て容量 この組織内でユーザーがパワーオンできる仮想マシンの合計数。 - 次の内容で、制限を構成します。
オプション 説明 ユーザーごとのリソースを大量に消費する操作数 ユーザー 1 人あたりのリソースを大量に使用する操作の最大数を入力するか、[システム制限の継承] を選択します。 ユーザーごとのキューに入れられるリソースを大量に消費する操作数 ユーザー 1 人あたりのリソースを大量に使用するキュー登録対象操作の最大数を入力するか、[システム制限の継承] を選択します。 組織ごとのリソースを大量に消費する操作数 組織あたりのリソースを大量に使用する同時操作の最大数を入力するか、[システム制限の継承] を選択します。 組織ごとのキューに入れられるリソースを大量に消費する操作数 組織あたりのリソースを大量に使用するキュー登録対象操作の最大数を入力するか、[システム制限の継承] を選択します。 仮想マシンごとの同時接続数 仮想マシンあたりの同時コンソール接続の最大数を入力するか、[システム制限の継承] を選択します。 組織ごとの仮想データセンターの数 組織あたりの仮想データセンターの最大数を入力するか、[システム割り当て容量の継承] を選択します。 - 次の内容で、パスワード ポリシーを構成します。
オプション 説明 アカウント ロックアウトが有効 無効なログインを複数回試行したユーザーのアカウントをロックアウトできます。 ロックアウトまでの無効なログイン回数 ユーザー アカウントがロックされるまでに許可される、無効なログインの試行回数。 アカウント ロックアウト間隔 ロックされたユーザー アカウントがログインできない期間。