VMware Cloud Director 10.5.1 以降では、サービス プロバイダはトポロジの意図機能を使用して、各プロバイダ ゲートウェイのネットワーク スタック内でルート アドバタイズをどのように処理するか VMware Cloud Director に指示できます。

プロバイダ ゲートウェイのトポロジの意図を構成し、必要に応じて後で編集できます。

プロバイダ ゲートウェイのトポロジの意図の設定を変更しても、既存の構成コンポーネントには影響しません。ただし、トポロジの意図の構成に特定の制限が含まれている場合(たとえば、IP アドレス空間アップリンクに関連付けられている IP アドレス空間のみをアドバタイズするなど)、その設定は既存の構成全体に適用されます。

トポロジの意図を示すには、ルート アドバタイズの意図と NAT およびファイアウォールの意図という 2 つのタイプの設定を構成します。

ルート アドバタイズの意図
意図 説明
[厳密なアドバタイズ]

これは、パブリック プロバイダ ゲートウェイで使用可能な唯一のオプションです。

このトポロジ構成では、プロバイダ ゲートウェイによってバッキングされる Edge Gateway に接続されたすべての新しく経路指定されたネットワークは、そのネットワークのサブネットが、プロバイダ ゲートウェイのアップリンクで構成された IP アドレス空間のプリフィックスである場合、自動的にアドバタイズされます。必要に応じて、このようなネットワークのルート アドバタイズは手動でオフにできます。

その他のすべてのネットワークでは、ルート アドバタイズはオフになっており、オンにすることはできません。

[フレキシブルなアドバタイズ]

プライベート プロバイダ ゲートウェイで使用できます。

このトポロジ構成では、アップリンクに関連付けられている IP アドレス空間を使用して経路指定されたネットワークのみがデフォルトでアドバタイズされます。これは、必要に応じて後から個々のネットワーク レベルで変更できます。

デフォルトでは、他のすべてのネットワークはアドバタイズされませんが、作成後にアドバタイズするように構成できます。

[アドバタイズされるすべてのネットワーク]

プライベート プロバイダ ゲートウェイで使用できます。

このトポロジでは、すべてのネットワークがデフォルトで Edge Gateway からアドバタイズされます。これは、必要に応じて後から個々のネットワーク レベルで変更できます。

厳密なアドバタイズ 設定で構成されたプロバイダ ゲートウェイのルート アドバタイズ トポロジの意図のスクリーンショット。

前提条件

  • プロバイダ ゲートウェイがプライベート(単一の組織専用)であることを確認します。プロバイダ ゲートウェイがパブリックの場合、そのトポロジ構成を表示することはできますが、編集することはできません。
  • 自分のロールにプロバイダ ネットワーク:編集権限が含まれていることを確認します。

手順

  1. プライマリの左側ナビゲーション パネルで [リソース] を選択し、画面上部のナビゲーション バーで [クラウド リソース] を選択します。
  2. セカンダリの左側パネルで、[プロバイダ ゲートウェイ] を選択します。
  3. プロバイダ ゲートウェイをクリックします。
  4. [トポロジの意図] で、[ルート アドバタイズ] をクリックします。
  5. [編集] をクリックします。
  6. 使用可能なオプションの 1 つを選択し、[保存] をクリックします。